ブルーベリーの木を2本育てたほうがいい理由は?初心者でも美味しい果実を収穫できる!ブルーベリーの育て方完全ガイド
3.ブルーベリーの受粉について
ブルーベリーを植える際は、異なる品種を2本以上植えるだけでなく、以下の点に注意しましょう。 ・開花時期が合う品種を選ぶ ブルーベリーの受粉を促すためには、一緒に植える同系統多品種のブルーベリーの開花時期がそろっている必要があります。 ブルーベリーは、開花後3~6日の間に受粉します。 この短期間に受粉するためには、開花時期が合う品種を意識的に選ぶことが重要です。苗を購入する際に、開花時期についてよく調べておきましょう。 ・昆虫が飛来する環境かどうか ブルーベリーは受粉にミツバチなどの昆虫の働きが必要な虫媒花です。 風や水では受粉できないため、ミツバチが飛来する環境かどうか確認しておきましょう。 街中でもミツバチは飛来しますが、ブルーベリーを育てていて実つきが悪いと感じたら人工受粉を行います。 ・ブルーベリーの人工受粉の方法 ブルーベリーの人工受粉をするときは、まず、つぼ型の花の開いた部分の内側にあるおしべの花粉を採取します。 採取するための器を用意するのがベター。花の先端を軽くトントンと触るだけでも花粉は落ちますが、うまく落ちないようであればやわらかい筆などを使います。 採取した花粉は、めしべの柱頭につけて受粉させましょう。
4.ブルーベリーの日々のお手入れ
・水やりは午前中にたっぷりと プランターの場合、表面の土が乾いてきたと感じたら、底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをしましょう。過湿が続くと根腐れを起こしてしまうので、真夏以外は午前中に水やりをします。 地植えの場合は基本的に雨任せで水やりをしなくても大丈夫ですが、夏に日照りが続く場合は適宜水やりをしましょう。 ・追肥【3月・5月・8月】 実を大きくするために、地植え・鉢植えともに3月・5月・8月を目安に追肥を行います。市販されているブルーベリー用の肥料を指示されている内容に沿って施しましょう。鉢植えの場合、追肥には緩効性の化成肥料を用います。 ・剪定【1月~2月】 株が込み合ってきたら、風通しと日当たりを保つために剪定します。ブルーベリーの休眠期にあたる1~2月を目安に剪定すると、ブルーベリーに負担をかけずに行えます。 ブルーベリーは秋から冬に落葉します。冬は初心者でも不要な枝を落としやすい時期でもあります。 葉芽より大きい花芽は残し、細く短い枝がたくさんついた、衰弱した枝を中心に剪定しましょう。