ブルーベリーの木を2本育てたほうがいい理由は?初心者でも美味しい果実を収穫できる!ブルーベリーの育て方完全ガイド
1.ブルーベリーの育て方【事前準備】
ブルーベリーを育て始める前に、まずは事前準備を行いましょう。 【鉢植えの場合】 ブルーベリーは横に根を張る性質があるため、幅の広い鉢を準備します。プラスチック製よりも、通気性のよい素焼きの鉢がおすすめです。水はけをよくするため、鉢の底に穴のあいたものを選びましょう。 ブルーベリーは酸性の土壌を好みます。初心者の方は、ホームセンターなどでブルーベリー用の土(pH4.5程度)を購入するとよいでしょう。 【地植えの場合】 地植えの場合も土壌のpHを調整する必要があります。庭土を掘り上げた土に、ピートモスと赤玉土小粒を3:5:2程度の割合になるように混ぜ合わせます。 苗と苗の間隔を2m程度あけられるようスペースを確保しましょう。
2.ブルーベリーを植える【11月~3月】
ブルーベリーを苗から栽培する場合、11~3月の落葉期に苗木の植えつけをしましょう。ハイブッシュ系のブルーベリーは耐寒性が強いものの、植えつけるときは寒さが厳しい時期を避けたほうが安全です。 関東以西なら10~11月、東北など寒い地では3月の早春に植えつけるのがおすすめです。 【日当たりと風通しがよい場所が最適】 ブルーベリーは日光を好むので、半日蔭から日当たりのよい場所に設置しましょう。ただし、真夏は直射日光で葉焼けを起こしてしまうことも…。その場合はお昼以降に日陰に移動させます。 冬は-10℃を下回らない環境を選びましょう。寒冷地で寒さが気になる場合、鉢を地面に埋め込むと温度を保ちやすくなります。鉢植えの場合、風通しがよい場所であることも意識しましょう。 【ブルーベリーは複数品種を同時に植えることが重要!】 ブルーベリーは、実をつけるために受粉が必要になります。 基本的には、めしべに花粉が着くことで受粉します。ブルーベリーは花粉が同じ樹木のめしべに着いて受粉する、自家受粉を行う品種もあります。 ハイブッシュ系は自家受粉をすることもあるものの、ラビットアイ系は自家受粉しにくいといわれています。 いずれにせよ他の苗木から受粉する他家受粉のほうが実つきがよくなるので、できれば2本以上を近くで栽培するようにしましょう。ハイブッシュ系またはラビットアイ系の同じ系統で、異なる品種を一緒に育てるとさらに実がつきやすくなります。