【学資保険】小学校から学資保険加入は遅い?メリット・デメリットを解説。
小学生になってからでも学資保険に加入したほうがお得なのか、疑問に思う人もいるでしょう。小学生から学資保険に加入した場合、返戻率が低く元本割れのリスクが高まるなどデメリットはあるものの、お得になる部分もあります。 本記事では、小学生から学資保険に加入した場合のメリット・デメリットについて解説します。小学生からでも学資保険に入るべきか悩んでいる人は参考にしてください。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
子どもの教育費にかかるお金
子どもの教育費について、具体的にどれくらいかかるでしょうか。例として、日本政策金融公庫のシミュレーションサイトから、小学校から大学生までの間にかかる教育費の総額がいくらなのか見ていきましょう。 ・小学校~高校が公立、大学が国立の場合:731万7000円 ・すべて私立(文系大学)の場合:1940万2000円 ・すべて私立(理系大学)の場合:2083万5000円 公立・私立の組み合わせはさまざまですが、大学卒業まで多くの教育費がかかることが分かります。
学資保険の加入年齢
学資保険に加入する年齢として多い年齢を見ていきましょう。株式会社トイントの「『学資保険』についてのアンケート」(調査期間:2023年7月、調査対象:学資保険加入中の274人)によると、学資保険加入時の子どもの年齢は0歳がもっとも多く、全体の54.38%を占めていると分かりました。 続いて2位が出生前の10.58%、3位が1歳の10.22%という結果から、学資保険に加入する人は早い段階で備えていると分かります。
小学生で学資保険に加入した場合の返戻率
学資保険に加入する大きなメリットとして、契約時に定めたタイミングにまとまったお金が受け取れる点にあります。まとまったお金がいくらになるかは「返戻率」で分かります。返戻率は払込保険料に対し、受取保険金額がいくらになるかを示したものです。 「返戻率105%」と書いてある場合は、払込保険料が100万円であれば受け取れる保険金額が105万円になるということです。 しかし、学資保険のサイト等に「返戻率105%」と書いてあっても、子どもが小さい・親が若いうちから学資保険に加入しているなどの条件をクリアする必要があります。 子どもが小学生になってから加入した場合などは、保険料払込期間が短い等の理由で返戻率が100%を下回って元本割れするケースが多いです。返戻率だけを考えるなら、小学生になってから加入する学資保険はお得とはいえません。