【40代・50代からの老後資金】投資や運用のリスクが低い人のやっていること、それは…〇〇〇〇。投資を考えるなら、まずやってほしいこと 前編「老後マネーがショートする人、お金が貯まりにくい人7つの特徴」
◆「わかったつもり」は危険。投資に慣れてきた頃も要注意
「逆に金融教育を受けたことがない人は、『自分は金融リテラシーが低い』というのを自覚しているので、よくわからないから近づかない、わからないからこそ慎重になる、ということで金融トラブルにあいにくい傾向となるようです。 ほかに危ういなと感じるのは、投資を始めて多少慣れてきた頃です。ちょっと投資をやってみて慣れてきて、『自分はよくわかっている』と過信するようになると、トラブルにあってしまう可能性があります。 そして社会情勢も、金融に関する常識も、刻々と変わっていくもの。一度勉強したら終わりではなく、常にアンテナを張って学ぶ姿勢を持っておくようにすると、金融トラブルにあいにくくなります」
◆「熱くなりやすい」「ちょっとした損でも落ち込みやすい」など、自分の特徴を知ることも大切
「自分を過信しすぎないことのほかにも、大切なことがあります。それは、自分がどんなタイプなのかを知っておくこと。いうなれば自己分析です。 例えば、『私はつい投資に熱くなってしまう』『ちょっとでも持っている金融商品の価格が下がると落ち込みやすいタイプ』『株価の値上がりや値下がりが気になって、ついいつもネットで証券会社のページをチェックしてしまうだろう』など、OurAge世代ともなれば今までの経験から自分はきっとこうなるだろうな、と予測がつくことがあると思います。 投資をするのにおすすめな方法は、コツコツ積み立てをし、あとはほったらかしにして値上がりを待つこと。これができるようになるには、自分の性格を踏まえて、どの程度の価格変動まで自分は受け入れられるかをじっくり考えてみること。投資する銘柄はそのあとに選びましょう。 しっかり考えて、『ほったらかしても大丈夫』と思える銘柄を選んだら、あとは値動きに一喜一憂せず積み立てを続け、気づいたら増えていたという状態がベストです。 たくさんの方のお金の相談にのってきて思うことは、投資に対する考え方は、人によって本当にさまざまだということ。そのため、以前ならちょっとでも損をしたくないタイプの人であれば、無理に投資をしなくてもいいとお話をしていました。 でも今は物価上昇率が2%を超え、それに昇給率が追いついていない状態です。 物価が上がっているのに給料が上がらない…この先給料が上がっていくかもしれませんが、全世代が同様に上がるとは限りませんし、40代~50代はもしかしたら据え置きになる可能性もあります。 そう考えると、資産を増やすというよりは“減らさないための投資”というものが、OurAge世代に必要になるかもしれません」
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