大阪府が高齢者施設等検査センター設置へ 吉村知事「スマホのみで検査できるという形を構築」
吉村知事「来年1月中には実施していきたい」
大阪府が高齢者施設等検査センター設置へ 吉村知事「スマホのみで検査できるという形を構築」
大阪府は25日、大阪府庁で「第33回新型コロナウイルスの対策本部会議」を開き、高齢者施設の職員や利用者に熱など少しでも症状が出た場合にスマートフォンなどを使ってインターネットで簡易、迅速に検査できる「高齢者施設等検査センター(仮称)」を設置すると発表した。大阪府の吉村洋文知事は「(来年)1月中には実施していきたい」と話している。 【中継録画】高齢者施設等検査センターについて説明する大阪府の吉村洋文知事
スマホやパソコンで入力し検査申し込みができる仕組みに
同会議によると、高齢者施設等の職員・利用者に少しでも症状が出た場合、簡易・迅速に検査を実施できるよう、スマートフォンやパソコンを使ってインターネットで施設名や名前などを入力して登録し、検査の申し込みができる仕組みを構築していくとしている。登録後、検査センターで状況を把握。「検査センター」でキットが渡され、検体となる唾液を採取して持ち込む形となる。
「府内で20か所程度設置していきたい」
大阪府の吉村洋文知事は、会議終了後の会見で「検査センターは府内で20か所程度設置していきたい。もし陽性者が出た場合は、管轄の保健所にすみやかにこちらの方から報告、行政検査ですから、ただちに対応します」と話している。
また、吉村知事は「高齢者施設で陽性者が発生した後の体制というのは整えているが、陽性者が発生する前の段階で、できるだけ防ぐ検査の仕組み。スマホのみで検査できるという形を高齢者施設でできるようにしたい。なんとかいま、高齢者施設でのクラスターをひとつでも減らして府民のみなさんの命を守っていきたい」と続けた。