【アルゼンチン共和国杯・調教採点】クロミナンスはあくまでも相手候補!? 本当に狙うべき関西2騎とは?
[GⅡアルゼンチン共和国杯=2024年11月3日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2500メートル] 【表】アルゼンチン共和国杯調教時計一覧 舘林(美浦南)秋のGⅠシリーズも今週は小休止。当て癖をつけておきたいところで、長丁場のハンデ戦とは難易度が高いな。 山河(美浦坂路)天皇賞・秋に向かわなかったことが、後ろ向きの選択だと狙いにくいですからね。 舘林 クロミナンスは年明け3戦が2200メートル以上で直近2戦は今回と同じ2500メートル。休み明けでもここ目標の臨戦過程なら評価を下げる必要はない。最終追いは雨で重たくなったチップを苦にすることなく、36・8―11・6秒と速い上がりをマークした。ひと追いごとの良化が顕著だし、馬体も太め感なくきっちり仕上がっている。 山河 ほかの関東馬はいずれもB評価。相手は関西馬となりますかね? 舘林 あくまで〝動き〟のジャッジだからな。ハヤヤッコは攻め駆けしないタイプで、遅れはいつものことなら割り引く必要はない。中間からしっかりと乗り込んでいるし、この馬の力は出せるデキと判断していいぞ。 松浪(栗東トラック)むしろヒモで拾う関東馬はクロミナンス1頭が正しい見方なのでは。セレシオンはGⅠ常連組と比べると迫力不足は否めないけど、GⅡレベルなら素質は上位。今週はポリトラックでサッと流した程度だけど、1週前がウッドで併せて上々の動き。夏場からの好調をしっかりキープならば初タイトルをゲットしてもいい。 清水(栗東坂路)それこそハンデGⅡならサヴォーナの重賞初制覇が期待できます。馬場が荒れた時間帯の追い切りでしたが、手応えは最後まで余裕十分。稽古は動くタイプとはいえラスト12・1秒と伸びたように叩き良化が期待できます。 舘林 ショウナンバシットも同じくラストで12・1秒をマークだな。 清水 追ってからしっかりと反応してシャープに伸びていました。札幌戦以来だけど力を出せる状態に仕上がっています。8歳馬マイネルウィルトスは5か月ぶりですけど、久々を感じさせない活気十分のフットワークが目を引きました。年齢的な衰えもなさそうですし、古豪の底力を信頼する手もありそうです。
東スポ競馬編集部