スタイリスト小川夢乃のフレンチシックを作るもの。
――3つ目のアイテムは?
アイウエアも必須アイテムです。メガネフレームでもサングラスでも、アーレム、アン・バレンタイン、レスカ・ルネティエ、ジャックデュランあたりがスタメンなんですが、気がつけばフランスのブランドが多かったという感じで、改めて「ああ、自分はやっぱりフランスのデザインが好きなんだな」と確信しました。
――存在感のあるデザインも多くありますね。
大人になってからいいなと思って購入したのがアン・バレンタインのメガネ。最初は仕事でスタイリングのためにお借りしたことがきっかけでした。自分がかけたらギャグみたいになっちゃうのかなと思いつつかけたら驚くほどスッと馴染んで。 私はそれこそがフレンチデザインの力だと思っていて。ユニークだったり、色使いが斬新でもエレガンスを醸し出してくれるんですよね。フレームのデザインは、もともと建築関係やプロダクトのデザイナーだった方が携わっていることかが多いから、色味や形の面白みにつながっているのかもしれません。 今回集めたメガネフレームも、丸もあれば四角もあったり、フレームが太かったり、メタルフレームだったり。それぞれに確立した個性があるのですが、かけると不思議とシーンに馴染んで引き立つんです。 決して派手なものばかりでもないけれど、重厚感や存在感があって安心できる。それがフレンチシックの良さなんだと思います。
問い合わせ先: アイシンク渋谷パルコ 080-4946-8842 https://eyethink-hirob.baycrews.co.jp/ エルメスジャポン 03-3569-3300 https://www.hermes.com/ グローブスペックス エージェント 03-5459-8326 http://www.globespecs.co.jp/ プチバトー・カスタマーセンター 0120-190-770(フリーダイアル) https://www.petit-bateau.co.jp
Profile: 小川夢乃
1983年生まれ。杉野服飾大学を卒業後、ニットメーカーにてデザイナーとして勤務。2010年よりスタイリスト椎名直子氏に師事し、2012年独立。ファッション誌を中心に雑誌、広告等を手がける。 @yumeno_ogawa
photography: Kazumasa Takeuchi