【WWE】イヨ&カイリがサウジ決戦でタッグ王座奪取ならず ボディースーツ着用で大激闘も…
WWEのPLE「クラウン・ジュエル」(2日=日本時間3日、サウジアラビア・リヤド)で、「ダメージCTRL」イヨ・スカイ&カイリ・セインのWWE女子タッグ王座取りは、またも失敗に終わった。 イヨ&カイリは10月14日のロウで筋肉王者組のビアンカ・ベレア&ジェイド・カーギルに挑んだが、ラッシュ・レジェンド&ジャカラ・ジャクソンに介入されて敗退。チェルシー・グリーン&パイパー・ニブンとも遺恨が生じ、サウジ決戦では王者ビアンカ&ジェイド、チェルシー&パイパー、ラッシュ&レジェンドを相手にWWE女子タッグ王座フェイタル4WAY戦で激突した。 女性の肌の露出が制限されるイスラム圏での試合とあって、8人とも全身タイツ姿で登場。イヨとカイリも特撮ドラマのようなボディースーツを着用して出陣したが、序盤からエンジン全開だ。イヨが宿敵ビアンカと激しい攻防を展開。ビアンカから強烈なブレーンバスターをくらってもひるまず、ウラカンラナ、ドロップキップで吹っ飛ばした。 カイリもラッシュとジャカラに得意のエルボーアタックを見舞ってから、ジャカラとチェルシーの2人を華麗なロープワークで投げ飛ばした。ダメージCTRLは体格で相手3チームに比べて圧倒的不利。このため連係が乱れる場面もあったが、イヨは構わずラッシュをドロップキックで場外に叩き落とし、ジャカラにはミサイルキックを打ち込み、サウジの観衆からは「イヨ・スカイ! イヨ・スカイ!」のチャントを浴びた。 巨体のパイパーから反撃を受けたものの、カイリは場外のチェルシー&パイパーにインセインエルボーアタックだ。すさまじいスピードで突っ込むと、イヨもコーナー上段から場外ムーンサルトアタックを決めてみせた。鮮やかな空中弾の競演に、会場には「超ヤバすぎ!」のチャントが飛びかった。 8人入り乱れての大激闘は、ジェイドがチェルシーに必殺のジェイデッド(変型フェースバスター)を決めて勝負あったかに見えたが、イヨとカイリが2人がかりで飛び込み3カウントを阻止。すかさずビアンカにカイリが裏拳、イヨがジャーマンを放つと、イヨがカイリをボップアップしてから海賊王女がインセインエルボーを打ち込む合体技をさく裂させた。 ダメージCTRLに勝機が見えたが…。イヨがジャカラのミサイルキック、カイリはラッシュ&ジャカラの連係からパワーボムを浴びて、2人とも場外でダウンしてしまった。最後は戦況を巧みに見ていた王者組がスパート。コーナーに上がったパイパーをジェイドが肩車したところに、ビアンカがフライングラリアートを打ち込む合体技「ダブルインパクト」でパイパーを沈め、防衛に成功した。 イヨ&カイリは2度目のタッグ王座挑戦も、ベルト奪取ならず。難攻不落の筋肉王者組とはまだまだ抗争が続きそうだ。 この日の「クラウン・ジュエル」はABEMAにて配信された。
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