【新日本】SANADAが裏切りのウォードッグス入りでフィンレーのGLOBAL王座防衛後押し
<新日本プロレス:大阪大会>◇4日◇エディオンアリーナ大阪 「ジャスト5ガイズ(J5G)」のSANADA(36)が同ユニットを裏切ってヒール軍団「BCウォードッグス」入りした。 【写真】1年前…ロスインゴを脱退したときのSANADA 死闘となったIWGP GLOBAL王座戦のさなかだった。挑戦者タイチ(44)が必殺技ブラックメフィスト(変形水車落とし)で王者デビッド・フィンレー(31)から3カウントを奪おうとしたその時、SANADAがリング下に登場。レフェリーの足を引っ張って転倒させ、3カウント目を阻止した。 するとSANADAは着ていたジャージーを脱ぎ、BCウォードッグスのタンクトップを誇示。同時にリング上では困惑するタイチ目がけてフィンレーがシレイリ(こん棒)攻撃。さらにオーバーキル(ブレーンバスターのように相手を担ぎ上げ、そのまま落としてヒザ蹴りを食らわす技)で3カウントを奪って王座防衛を果たした。 実はこの日の第4試合終了後、バックステージでBCウォードッグスの外道がSANADAに耳打ちして裏切りを画策していたという。フィンレーの勝利後、リングに上がったSANADAはまだわけが分かってないタイチを抱きかかえるフリをしてデッドフォール(相手を脳天からマットに突き刺すスイング式・スパイクDDT)。タイチを完全KOすると、ファンの「帰れコール」に満足そうな表情を見せて、耳に手を当てた。 その後、フィンレーは「俺は新日本で最も価値のある王者だ。だから相手を決める権利がある」と話し、今年のG1で2敗している辻陽太を次期挑戦者に指名した。リングに登場した辻は「おいフィンレー、よく逃げなかったな。要するにG1で2連敗している、この俺にリベンジしたいんだろ。その要求、受けてやる。1・4東京ドームでこのベルトをかけて俺と戦え。フィンレーよ、覚悟はいいか!」と来年1月4日東京ドーム大会での対決を了承した。