井上尚弥が堂々の“世界一”に 英紙がクロフォードらを抑えてPFP1位に厳選「知名度こそ劣るが、実力は誰にも負けない」
堂々の“世界1位”だ。 現地時間11月1日、英紙『The Independent』は、格闘技において全階級を通じて誰が最も優秀なボクサーであるかを定めるランキング「パウンド・フォー・パウンド」(PFP)を独自に選定。1位にボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者である井上尚弥(大橋)を選んだ。 【画像】米記者が愕然とした井上尚弥とブルース・リーの比較画像をチェック 多くの名手たちが名を連ねた。今回のPFPについて「このリストをまとめるのに正確な科学はない。さまざまな要素を考慮している」と断言する同紙は、世界ライトヘビー級3団体統一王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア/6位)や、スーパーミドル級3団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ/4位)、世界4階級制覇王者テレンス・クロフォード(米国/2位)をランクさせた。 その中で井上を1位とした同紙は「このリストの中でイノウエの名はカジュアルなファンにはあまり知られていない。だが、この日本人は、知名度こそ劣るが、実力は誰にも劣らず、負けない」と強調。“世界一”の称号を与えた理由を続けている。 「イノウエはこのランキングで2番目に高いKO率を誇っており、相手の攻撃を楽々と回避する能力、残忍なまでのボディアタック、恐ろしいレベルのパワーもある。彼はこの中で見る者を興奮させるアスリートである。今年9月のTJ・ドヘニー戦では圧勝。改めて『モンスター』が最も危険な存在であることを世界に示した」 圧倒的な強さで声価を高め続ける井上。現地時間11月3日には、サウジアラビア・リヤドで同国政府主導のエンターテイメントイベント『Riyadh Season』とのスポンサー契約を締結。来年以降の戦いに向けて世界規模の期待感は高まっている。 来る12月24日にIBF&WBOスーパーバンタム級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)との大一番に向け、“モンスター”への楽しみは尽きない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]