あるキッカケで<いつもの髪型><無難な服>をやめた70歳エッセイスト。「黒かグレーばかりだった私が新しく買った服の代表は…」
◆無難な服 きれいな色で日常にスパイスをふりかける 無難というのは便利な言葉ですが、何かと無難なチョイスしがちな自分にちょっと飽き飽きしているナカヤマ70です。 松竹梅の真ん中を選びがちだったのに気づいたのもその一例ですが、これからは無難を選ぶのを、極力「やめたい」。 今の自分にとって分かりやすいのは、服選びですね。 これまでは、色違いで何色か展開されているという場合、たいてい黒かグレーを選んでいました。理由はそれが無難だから。 プリントなら、小さめの柄で同系色でまとめられたもの。こちらの理由もそれが無難だから。 でも、これから新しい服を買うのに、もうイヤというほど選んできた無難な服を、また買うのはやめない?
◆無難じゃない服の代表 材質やデザインに関しては、どうしても痒みや体形の問題があるから、そうそう冒険できないので、着たことのないきれいな色を纏おう。 そんなふうに考えて70越して買った無難じゃない服の代表が、次の三点です。 ◎セルリアンブルーのロングカーディガン ◎フューシャピンクのニットトップス ◎ワインレッドのビッグシャツ セルリアンブルーは、ややグリーン寄りの明るくビビッドな青。イラストを描くときは好きなのでよく使うけれど、60代までは着る勇気がなかった色でした。 フューシャピンクも、コーラル系のピンクに比べると色味が強いですが、その分華やかで魅力があります。 そしてワインのような深い赤、ウットリ。 この三色がクローゼットに加わったことで、手持ちの服にとってのいいスパイスになり、無難からの脱出ができそうです。 ※本稿は、『やめると人生ラクになる 70歳を越えたらやめたい100のこと』(アスコム)の一部を再編集したものです。
中山庸子
【関連記事】
- 「硬くて重い靴はやめる」を決断した70歳エッセイスト。「靴の外見にはもうまどわされないし『そこそこいい値段だった』で引かれる後ろ髪もない」
- 70歳エッセイストが<大きいフライパン>を手放したら断然調理が楽しくなり…「何かをやめることで、生まれるものもある」
- 70歳エッセイストがやむをえない事情で小さめの冷蔵庫を買うことに。それで得られた<意外なメリット>とは
- 階段の上りと下り、実は筋トレ効果が高いのは…筋肉先生・谷本道哉「階段を避けてエスカレーターに行列、なんて本当にもったいない!」【2024年上半期BEST】
- 『おくさまは18歳』岡崎友紀 20代でおばさん、30代で『もう終わり』、40代で婆さん…特番では司会者から「ふけたなぁ」と言われ