荒れ果てた都市公園を半年でマウンテンバイク拠点に再生 愛好家ら協力 他自治体も視察に
高所作業車が必要な工事など一部は建設会社の手を借りたが、週末にはMTB愛好家らが集まって作業するなど、まさに手作りでの公園再生だった。
■他自治体が視察に
国内の中山間地域では、整備が行き届いていない森林、鳥獣被害などの課題が多く、MTBを切り口にして里山に人を呼び込んでの環境保全に多くの自治体が乗り出している。その先行事例として山守人の活動は知られているが、今回の市川公園では、都市計画公園の再生という点に関心を示す自治体が多い。すでに静岡、三重などから市町村の担当者が視察に訪れている。多くの自治体が財政難で手入れが十分できない都市計画公園を抱える中、MTBの活用で再生させた発想と手法を高く評価しているという。(平尾孝)