「え!残高たった3540円ってどういうこと?」夫の年収は900万円。銀行口座に残っていたわずかなお金に妻が絶叫したワケ
結婚後の家計管理の方法は、家庭によって様々である。2024年9月に株式会社オーネットが発表した「独身男女の夫婦の働き方と家計管理に関する意識調査」によると、男女47.8%が「お互いが毎月決めた金額を共有口座に入金して支払う」ことを望んでいる。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう語る。 「女性の社会進出が顕著なことと先の見えない時代ですので、結婚しても『共働き』を望む独身男女が圧倒的に増えています。また、家計の管理については、共働きの場合は『共有口座』を作ることが人気ですが、専業主婦家庭の場合は、夫が管理するパターンと妻が管理するパターンに分かれます。 2022年11月にタメニー株式会社が発表した調査では、45.0%の家庭で「妻が管理」、18.8%の家庭で「夫が管理」しているとのことです。また、同調査では、夫が家計管理している家庭の幸福度が最も高いという結果が出ています。 ですが、夫任せっきりにしておくとトラブルや不信感が起きることもありますので、妻も定期的に確認できる信頼関係を築くことも大切だと思います」 今回は家計管理の全てを夫が担っているという、パート勤めの女性に話を聞くことができた。 「あの日の衝撃というか驚きには、本当に肝が冷えました...」 そう語ってくれたのは、須藤友子さん(37歳・仮名)、小学生の息子二人を育てるパート勤めの女性だ。夕方、パートから帰宅した友子さんは、いつもどおりポストから郵便物を取って、自宅に入った。 自宅には誰もいない様子だったが、ただいま~とつぶやきながらキッチンに向かった。小学4年生の長男は塾へ行っている時間で、2年生の次男はおそらくいつもの公園で友達と遊んでいるのだろう。 パート先のスーパーで購入してきた夕飯の材料と、ポストの中身をいったんテーブルに置く。この日は郵便物や配布物が多く、ダイレクトメールやチラシ、町内のお知らせや地元の新聞などたっぷりとあった。 生鮮食品を冷蔵庫に入れて、ひと段落ついたところで、ふと1枚の通知に目がとまった。
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