関電が金品受領で再び会見 事後レク(全文1)取締役会への未報告は意外
吉田開発に聴取したけどできなかったということか
毎日新聞:毎日新聞の柴山といいます。この所感の冒頭で、供与側関係者からの事情聴取が不可能であり、という旨、書かれているんですが、これは吉田開発には聴取をされたけどできなかったということなんでしょうか、それともしなかったということなんでしょうか。 小林:どちらかはきっちりとは把握してませんけども、会社側としては困難だという形で、今回は聞けないというふうに報告を受けたんで、それはそれでという形で判断させていただきました。 毎日新聞:小林先生としては、やはり吉田開発には、次の第三者委員会でも聴取されるべきだとお考えになりますか。 小林:可能なら、しても全然構わないと思うんですが、当然ながら強制力があるわけではないですし、協力を求めるだけのことでしょうから、そこはどうなるかは分からないということにはなろうかと思いますが。 毎日新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:どうぞ、その黒いポロシャツの方。
調査段階では森山氏には聞けない状況だったのか
毎日新聞:小林先生、毎日新聞の今沢ですが、今、会社のことをおっしゃいましたが、本人、去年のこの調査の段階では森山氏本人には事情は聞けない状況だったんでしょうか。 小林:分かりません。でも、ご存命だったとは聞いてますし。 毎日新聞:調査委員会としては本人に聞いてくれと、聞きなさいという話はされていない? 岡田:ちょっと事務局から申し上げます。調査委員会としまして、3先生はじめ社内の役員も3名加わりまして、それから会社の法務部門が事務局を務めていく態勢で進めました。当時は国税の吉田開発での調査が行われるという情報がございましたし、森山さん本人に対する調査も進んでる、実施されてるんじゃないかという情報もございましたし、そういった国税の調査が行われてる状況でございましたので、この本調査委員会の調査の方法といいますか、それはほぼ、社内の人間のヒアリングなり書類調査なり、そういったものに限ってやらざるを得なかったというのが実態でございます。その範囲の中で、できるだけ客観的な調査をいたしまして、短期間でアウトプットを出したということでございます。 毎日新聞:小林先生、今から考えて、森山氏にやっぱり事情を聞くべきだったんではないでしょうか。いかがでしょうか。 小林:ちょっと仮定的過ぎてなんとも答えようがないところはありますけども、この当時の調査としてはもうやむを得ない、つまり会社側としてはこういう国税の調査を受けるようなことになった、この点についてできるだけ広く調査して、それに対してどういうふうに考えるかを検討してほしいということでしたんで、そちらに。 ですから申し訳ないですけど、与えられた、ある意味、資料という形で判断なり評価を求められたという立場であったことは事実です。ですから積極的にこれをやってほしいとかいうまでには至らない形でやらせていただきました。 司会:よろしいですか。ほかの方。どうぞ。