関電が金品受領で再び会見 事後レク(全文1)取締役会への未報告は意外
取締役会に報告しなかったことは問題ないのか
NHK:分かりました、ありがとうございます。あと小林先生にお聞きしたいんですけども、今回、取締役会に報告をしなかったであるとか、小林先生がコンプラの専門家であり、プロでありというところで、伝わってるからいいんじゃないかというようなお話を幹部の方が言ってるんですが、それ自体は小林先生は問題がないとお考えですか。取締役会に引っ掛けなかったり。 小林:取締役会の関係ですか。 NHK:あとは、世間に公表しなかったというところですね。 小林:私個人で申せば、取締役会に報告してなかった点は、私はちょっと知らなかったんで、若干、意外な気はしますけども、世間的に公表すべきだったかどうかというのは私自身、判断しかねるという感じですかね。 NHK:判断しかねるというのは。 小林:どちらが正しいという。それはもう、皆さんが評価されることになるんだろうなとは思っておりますが。 NHK:それを公表すべきであるとかというお話は、小林先生はできる立場にはないということなんですか。 小林:少なくとも、そういう質問なりが今回の調査後に、ちょっと私のほうにあったわけではありませんし、申し訳ないですけど、会社の方針で、会社にお任せした格好にはなっちゃうんだと思いますけども。 岡田:補足いたしますと、小林先生はじめとする調査委員会には、調査委員会の報告書の1ページにございますとおり、調査事項、これを委嘱いたしまして、短期間で一定の報告を、ということでお願いして、その報告書の結果を9月に会社として受け取ったわけでございます。その結果を踏まえてのアクションは全て会社のほうで検討、判断したものでございます。
批判する立場にないということか
NHK:そういうものだっていうことで、だから小林先生は批判する立場にないっていうことですか。 小林:いろんな価値観というか、いろんな評価がありうるだろうなというお答えで勘弁していただきたいと思いますが。 NHK:そうすると、コンプラ委員会にもいらっしゃるというところは、コンプラ委員会はやっぱり機能してないんじゃないのかなっていう気がするんですけど、そこは何か感じるところはあると思うんですけど。 小林:コンプライアンス委員会で議論して、どちらの結論が正しいということになるかって、確かに公表すべきだというふうに考えるべきだという方が、いや、当然いるだろうと思ってますし、そちらに親近感を持つ人は多いかと思いますし、いや、ここは会社側の話でいけば、会社側の判断とすると、いろんな影響を考えて、今回は差し控えたいといったときに、絶対にやりなさいというふうに私が言えるかといわれると、ちょっと自分で鑑みて、なんとも答えようがないところはあるというのが正直な回答になりますが。 NHK:ご回答ありがとうございます。 司会:よろしいでしょうか。よろしいですか。じゃあほかの、各社さまからの質問を受けたいと思います。一番後ろの方。