年間400件の展示に足を運んだアート・ライターが本気で選ぶ! いま見逃せない美術展&魅惑のアートカフェ3選
■東京タワーが間近に! TOKYO NODE CAFE 展覧会を観終えたら、目の前に東京タワーと開放的な景色が広がるTOKYO NODE CAFEにも立ち寄って、ほっとひと息。虎ノ門ヒルズステーションタワー8Fに位置し、時間帯を問わず、美味しいフードとドリンクが楽しめるカジュアルなカフェ&バーなので、ゆったりと展覧会の余韻を楽しんでくださいね。 この投稿をInstagramで見る TOKYONODE CAFE(@tokyonodecafe)がシェアした投稿 ■■No.003 東京都庭園美術館+カフェ 最後にご紹介するのは、東京・目黒にある東京都庭園美術館です。 都心とは思えない開放的な庭園と、1933年に建設されたアール・デコ建築が美しい旧朝香宮が、美術館としてオープンしたのは1983年のこと。現在は、国指定の重要文化財という特性も兼ね備え、歴史的な建物の活用と、保存を両立させる美術館としても知られています。
■企画展「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」 現在開催中の企画展「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」は、館内をくまなく巡りながら、アルファベットになぞらえた美術館にまつわるキーワードを読み解く、という内容。 キーワード一つひとつに、デザインの異なる解説カードがつくられていて、思わず全部集めたくなる素敵さ! もちろん持ち帰ることが可能です。
庭園美術館では毎年、建物や空間そのものを鑑賞する「建物公開展」が開催されていますが、今年はひと味違います。普段ならそれぞれの部屋に置かれている展示ケースや家具、調度品などが一切置かれていない、“素”の状態をじっくり楽しむことができるのです。
すでに何度も美術館を訪れたことのある方でも、細かなデザインの理由や、見たことのない床、立ち入ったことのないスペースにきっと驚くはず。また、普段は作品保護のため締め切っているカーテンが、この期間だけ開け放たれるので、訪れる日の天気や時間帯によって、空間の印象ががらっと変わって見えるでしょう。