「プロポーズは男性からするものでしょ。なのになぜ?」10年間つきあっている「煮え切らない彼」が結婚を決めた理由とは?
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。 【データ】男性・女性の未婚率の推移、30~40代女性の結婚願望は? アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。 今回は、結婚に煮え切らない彼との関係に悩む女性の婚活ストーリーを紹介します。 【働く女性の婚活百景 #24】 ※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。
10年間つきあってもプロポーズをしてくれない彼とは別れるべき?
35歳のE子さんは、地元の大学を卒業後、飲料メーカーで営業事務の仕事をしています。 5年前に父親を亡くし、母親と兄と3人で実家暮らし。土地柄もあるのか、同世代の友人や知人はほとんど家庭を持っており、母親からは「どちらでもいいから早く結婚してちょうだい」とせかされています。 E子さんには、長くつきあっている同級生の恋人がいます。地元の友達とのバーベキューで出会った彼は、高校の教師。仕事が忙しい上に、マイペースな性格の彼には振り回されることも多く、何度か別れたり、よりを戻したりしながら、気づけば10年近いつきあいになります。気心も知れていますし、彼と一緒にいるのは楽しくて、E子さんはそろそろ結婚したいと思っています。 2人とも35歳。結婚するつもりなら、してもいい年齢のはずですが、彼の口からは一向に結婚の話が出ません。 それとなく共通の友人の結婚や出産の話題を出したり、親から「いつ家を出るの?」と言われていることを伝えたりしましたが、彼はのらりくらり。煮え切らない彼に、いら立ちを覚えたE子さんは、「煮え切らない彼とはきっぱり別れて、婚活をする!」と決意して、私のところへやってきました。 友達にも「いい人がいたら紹介して」と頼んでいたので、何人かの男性を紹介してもらいましたが、やはり長年つきあってきた彼の存在は大きくて、ほかの男性になかなか目が向かないそうです。そして、他の人に会えば会うほど、「やっぱり彼がいい」という思いが強くなっていったのだそうです。