ロイヤルレディの華麗なるジュエリー図鑑【アメシスト編】
特別な機会に身につけるティアラから公務や日常使いのネックレスやイヤリング、リングまで、世界のロイヤルレディが愛用するジュエリーを紹介します。今回は幸せな結婚や愛の守護石として有名なアメシストをフィーチャー。
アメシストの魅力って?
高貴さ、神秘性を連想させる紫色のアメシスト。紫色が高貴な色とされた歴史は古く、古代ローマ時代には皇帝が身に付ける色とされ、聖職者の世界でも紫は最高位とされてきました。アメシストは真実の愛を示す「愛の守護石」であるとともに、心を落ち着かせ、魂の成長や洞察力を高めると言われています。
ヴィクトリア皇太子
2013年のオランダ訪問中に開催されたガラディナーにて、アメシストのパリュールをまとったヴィクトリア皇太子。スウェーデン王室に代々伝わるこのコレクションの最初の所有者は、フランス皇帝ナポレオンの妻、ジョゼフィーヌと言われています。大きく丸いアメシストが、ダイヤモンドのクラスターにセットされ、落ち着いた気品を放っています。
ヴィクトリア皇太子
アメシスト・パリュールの大きなブローチは、髪留めとしても着用可能。気品たっぷりのアメシストのネックレスとともに、思わず見とれてしまう美しい後ろ姿です。2015年のノーベル賞授賞式にて。
メッテ=マリット王太子妃
ノルウェー王室に代々伝わるアメシストのパリュールを、爽やかなアイシーブルーのレースドレスに合わせたメッテ=マリット王太子妃。ラウンド型とドロップ型のアメシストが上下に配置された繊細&エレガントなデザインにうっとりです。2013年、スウェーデン王室のマデレーン王女の結婚式にて。
メアリー王妃
デンマークのメアリー王妃がさまざまなオケージョンで愛用しているアメシストのイヤリング。ダイヤモンドのラインからアメシストが垂れ落ちるこのイヤリングは、2005年末にクリスチャン皇太子が誕生した際に贈られたもの。ちなみにアメシストはメアリー王妃の誕生月、2月の誕生石としても知られています。
カミラ王妃
2012年、映画『007 スカイフォール』ロンドンプレミアにて、カミラ王妃がまとったアメシストのネックレス。大きなハート形のアメシストのペンダントが、ダイヤモンドやパールと組み合わせられた愛らしく気品あふれるデザイン。このネックレスはアレクサンドラ王妃からクイーン・マザーへの結婚祝いとして贈られたものでした。
マイケル・オブ・ケント王子妃
無類のジュエリー好きとして知られるマイケル・オブ・ケント王子妃が、2016年のロイヤル・アスコットで披露したのが、パンジーの花をモチーフにしたアメシストのブローチ。パウダリーブルーの装いにエレガンスを添えています。