宣言全面解除 安倍首相が会見(全文2)布マスク1日でも早く届けたい
国外では依然として感染拡大
そしてまた、入国の装置については、国外においては依然として感染の拡大が広がっておりますし、新興国や途上国を中心に拡大も継続をしています。警戒が必要な状態が続いていると認識をしておりますので。ただ、将来的にはわが国内外の感染状況等を踏まえながら、国際的な人の往来の再開に向けた検討を行っていくことも重要であろうと考えています。感染再拡大の防止と両立する形でどのように国際的な人の往来を、部分的、段階的に再開できるかについて、対象国、対象者、手続きを含め慎重に検討して、その上で政府として適切なタイミングで総合的に判断をしていく考えであります。もちろん第一は国民の健康と命を守り抜いていく、これを最優先に考えていきたいと思います。 司会:これから幹事社以外の皆さまから質問をいただきますので、あらためてではございますけれども、質問の意思表示は発声ではなく挙手でお願いいたします。私が指名いたしますのでお近くのマイクにお進みいただきまして、所属とお名前を明らかにされた上でお願いしたいと思います。質問を希望される方は多いと思いますので、質問はお1人1問でお願いしたいと思います。それではご希望される方、どうぞ挙手をお願いいたします。じゃあ笈田さん。
経済への影響や景気低迷をどの程度考慮したか
毎日新聞:毎日新聞の笈田と申します。先ほど総理、これからの安倍政権の一丁目一番地として経済再生を挙げておられましたが、今回、月末までの期限から1週間程度、前倒しして判断するに当たって、経済への影響や景気の低迷の状況についてはどの程度考慮されたのでしょうか。また、特にその中で意識された経済指標などあればお聞かせ願います。 安倍:まず今回の解除については、21日もそうだったんですが、地域の感染状況、そして医療提供体制、監視体制、この3つの基準、要素に注目した上で総合的に判断をいたしました。しかし、今お話をいただいた経済の状況、国民生活の状況、経営上ぎりぎりの困難に直面している皆さまのことについては、常に私の頭にあります。ですから、この緊急事態宣言を発出すると同時に、第1次補正、そして今度の第2次補正ということになってきているわけでありますが、事業の継続と雇用を、そして暮らしを守り抜いていくためにしっかりと下支えをしていきたい。ただ、同時に、それを今回の解除の基準の中に入れたわけではないということでありまして、この3つの基準についてご判断をいただきまして、今回解除をしたということであります。 しかし、もちろん最大の、やはり政治の責任は雇用を守っていくということであります。安倍内閣が発足して以来、われわれは、とにかく働きたい人が働ける、そういう日本をつくり上げていくということで全力を尽くしてきました。そういう中においては、失業率や有効求人倍率等々を非常に重視してきたわけでございますが、今はとにかく皆さんが働く場を失うことがないように、事業が継続できるように、これからも全力を尽くしていきたいと思っています。 司会:それでは次の方からご質問いただきます。ご希望の方、挙手をお願いします。じゃあ私から遠いほうの後藤さん。