宣言全面解除 安倍首相が会見(全文2)布マスク1日でも早く届けたい
黒川氏辞職の責任は内閣総理大臣たる私に
総括と、また、今後の検証ということでありますが、これ、総括と検証は極めて大切なんだろうと思います。ただ、今のところ、この1カ月半で感染状況について、最初に申し上げましたように、おおむね収束ということになってきたのではありますが、ただ、もちろんまだ油断もできませんし、まだ検証するという段階ではないんだろうと思います。しっかりと、もちろん事態が収束した段階において検証をしなければならないと、こう思っています。今後とも次なるステージに向けて、われわれは全力を尽くしていかなければいけないと思ってます。 そして黒川さんの辞任についてでありますが、黒川氏については法務省、検察庁の人事案を最終的に内閣として認めたものでありますが、その責任については当然、内閣総理大臣たる私にあります。ご批判を真摯に受け止めながら、しっかりと職責を果たしていきたい。森大臣におきましては、まさに検察、法務省の士気をしっかりと高めて、信頼回復のために全力を尽くしてもらいたいと思っております。また、私に与えられた責務は、この新型コロナウイルス感染症を完全に克服して、打ち勝ち、経済をしっかりと回復させていく。その間は雇用と暮らしを守り抜いていくことが私の責任であろうと、こう考えています。 司会:それでは幹事社からもう1問。どうぞ。
分かりやすい目標を示す考えは?
フジテレビ:フジテレビの鹿嶋です。よろしくお願いします。政府の経済対策についてですが、スピードが依然として遅いという指摘があります。持続化給付金ですとか、申請してもなかなか振り込まれずに廃業に追い込まれている事業者も数多くあると聞いています。また、各社の世論調査で内閣支持率が下落傾向にある理由の、要因の1つに、これまでの政府の対応が、対策が、評価されてない面もあると思いますが、今後どのように対応されていく考えでしょうか。 また、緊急事態宣言下で、総理も言及ありましたが、最低7割、極力8割、人との接触を減らす目標を掲げ、感染者の、これが抑制に効果を発揮したと思いますけども、今後、再びこの爆発的な感染拡大を起こさないために、総理が先ほど言及しましたが、外出自粛はできるだけ避けたいということをおっしゃってますけども、新たな日常ということで、国民にまた分かりやすい目標を、接触制限について示すお考えはありますでしょうか。また、先ほど言及ありましたけども、入国制限措置についても今後どのようなタイミング、判断で、解除、緩和に入っていくのか、よろしくお願いします。 安倍:今3つご質問があったと思いますが、最初の質問については、大変、国民の皆さま、厳しい状況の中で中小企業、小規模事業者の皆さまを含めて、事業継続のために本当に歯を食いしばって頑張っておられると思います。そういう皆さんへの支援はまさにスピードがとても重要であると、われわれも認識をしております。 その中でまだまだ届かないではないかというご批判もあります。われわれも受け止めなければいけないと思ってますが、第1次補正の成立から3週間余りが経過をいたしましたが、この間、今おっしゃった最大200万円の持続化給付金については、先般、21日にぶら下がりの会見をさせていただいたわけでありますが、その際で、その時点で、入金開始から10日余りで40万を超える中小企業、小規模事業者の皆さまに5000億円をお届けしているというお話をさせていただきました。今日、25日でありますが、ですから、これ、入金開始からだいたい2週間ということになりますが、45万の中小企業の皆さまに6000億円近い現金をお届けしております。大変これは、窓口の皆さんにも本当に頑張っていただいていると思いますが、これからもスピードを大切に、一体となって対応していきたいと思います。