2007年にコビーはマブズ移籍寸前だった?キューバンが明かす幻のトレード話「ダーク(ノビツキー)以外は誰でもいいと言った」<DUNKSHOOT>
「ジェリーと話をして、ジョシュ・ハワード、ジェイソン・テリー、そしてドラフト指名権を駒にするつもりだった。私はダーク(ノビツキー)以外は誰でもいいと言ったからね。『コビーはマブ(マブズの選手)になるんだ』と言っていたし、それは文字通り実現すると思っていた。でも、それから(当時レイカーズのゼネラルマネージャーだった)ミッチ・カプチャックが明らかに(トレード阻止に)力を入れ始め、『こんなこと(コビー放出)はできない』と言い、コビーを説得した。そのあとはご存じの通りさ」 レイカーズはその後、08年1月にグリズリーズからトレードでガソルを獲得し、09、10年とリーグ2連覇を達成したのは周知の事実だ。 一方で、マブズの象徴であるダーク・ノビツキーは2023年4月、米YouTubeチャンネル『SHOWTIME Basketball』のインタビューで、コビーからレイカーズで一緒にプレーしようとリクルートされた秘話を明かしていた。 「彼から電話をもらった時、すごく面白くなると感じた。でも、『よく聞いてほしい。私はここダラスに長い間いる。ここで自分のキャリアを終えたいんだ』と言ったら、彼はそれまで以上に私のことをリスペクトしてくれた」 レイカーズとマブズは、2010-11シーズンのカンファレンス準決勝で激突。マブズがスウィープ勝ち(4連勝)でレイカーズの3連覇の夢を打ち砕くとともに、そのまま勝ち上がってフランチャイズ史上初のリーグタイトルを手にすることになった。 もし、コビーがマブズに移籍していたら――。NBAの歴史には、また違ったストーリーが刻まれていたに違いない。 構成●ダンクシュート編集部
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