国民民主党・榛葉幹事長が語る#1 「物事の心理は真ん中にあると思う」衆院選を経て思うこと 「政党同士が悪口を言い合ったって国民の生活はまったく良くなりません」
-政治の世界で見た時に、今回の玉木代表のエラーが党内外における求心力や発信力に影響を及ぼすという懸念はありますか? 国民民主党・榛葉幹事長: それがないようにするのが幹事長の仕事なので、当然、不快に思われたり、許さないと、「もう国民民主党、玉木はダメだ」という人は正直います。それはもう彼が背負わなければならないし、党に対する失望・批判は幹事長の私が受けなければならないと思います。 ただ、私はどんないい時もつらい時も玉木を支えるのが私の役割なので、すべてを甘受してしっかりと遠心力がないように、もしくは失望を与えないように政策実現を頑張る。いまのタイミングは税制改正をやっていますけれども、これがとても大事な時期だと思います。多くの皆さんは「玉木、こらっ!」「何やっているんだ!」と。でも「絶対に政策は実現するんだぞ」「あきらめるな」という声が多いので、いま、まさにやっている103万円の壁を178万円まで持っていけるように、まさに交渉の真っ最中なので、それをやりきることで失望を信頼に変えたいと思っています。
-玉木代表の処分をめぐっては、役職停止ないしは解任が妥当という答申だったと思います。そうした中で、幹事長主導の中で3カ月と区切ったわけですけれど、どういった判断から3カ月と最終的に設定したのでしょうか? 国民民主党・榛葉幹事長: 代表に対する懲罰なので異例中の異例なんですよね。最初は役員会での厳重注意。プライベートのことですので、役員会での厳重注意が適当ではないかと様々な弁護士さんや有識者のアドバイスを聞いていたんですけれども「それでは甘いだろう」と。 やっぱり一定期間、玉木自身に政治家としての原点に、初当選の原点、そしてこの党を立ち上げた結党の原点に戻ってもらうためにも一定期間の役職停止をしようと。これは倫理委員会の委員長の判断で、私も「それが妥当でしょう」と。 あとは長さですね。1カ月という声もあったんです、年内と。年が明けてリフレッシュして頑張ろうと。しかし私は「1カ月では甘い」と。この1カ月・2カ月・3カ月が補正予算、年末の税制改正、そして年明けていろいろな新年の行事、当初予算の始まり、予算編成もありますから、めちゃくちゃ大事なこの3カ月に代表が実質不在であるというのは本人もつらいですけれども、被災地をはじめ全国回ってほしいと。47都道府県すべて回ってですね、やっぱり党勢拡大と原点に返ってみんなに訴えてほしい。その間、逆に我々は玉木の分までみんなして頑張らなければならないので、多く結党から支えてくれたメンバーも改めて「あっ、玉木さん、大事だったね」というか、「これを全部玉木さんにやってもらっていたよね」という、我々も原点に返るきっかけにしなければならないと思っているので、そういった意味で3カ月というのは妥当だったんじゃないかなという風に思っています。
テレビ静岡
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