国民民主党・榛葉幹事長が語る#1 「物事の心理は真ん中にあると思う」衆院選を経て思うこと 「政党同士が悪口を言い合ったって国民の生活はまったく良くなりません」
10月に行われた衆議院解散総選挙で獲得議席が公示前の4倍となる28になったことで存在感が増している国民民主党。党を切り盛りする榛葉賀津也 幹事長(参議院静岡選挙区選出)が12月7日に単独インタビューに応じ、衆院選の振り返りや選挙を終えて思うこと、そして少数与党となる中で野党の在り方などについて語った。 玉木代表と共に時の人となった国民民主党・榛葉幹事長ってどんな人? 5歳から雨の日も牛乳配達 留学経て政治家志し
-この公示前にこれだけの躍進を成し遂げられるという想像は自身の中でしていらっしゃいましたか? 国民民主党・榛葉幹事長: はっきり申し上げて、していませんでした。なんとか現状維持プラスアルファという風に考えていて、当時(衆議院議員が)7名しかいませんでしたから、なんとか10人超には持っていきたいなという思いはありましたが、ここまで躍進させていただけるとは思っていませんでした。 -選挙戦が終盤に差し掛かるに従って、街頭演説に集まってくる人の数やSNS上の盛り上がりなど手応えがあったと思いますが、ターニングポイントはありましたか? 国民民主党・榛葉幹事長: やっぱり他の野党が政治とカネで自民党批判に集中する中で、我々は安易な批判をする選挙ではなく具体的な政策に特化しようと、それが103万円(の壁)だったんですね。その103万円を愚直に訴えていく途中で(街頭演説に)人がものすごく出てき始めたんですよ。あれ?と。これ波が来ているな、と。 後半はちょっと信じられないくらい。動員は一切かけていないんですよ。東京駅の玉木(代表)の最後のファイナルの演説もそうですけれど、もう本当に群衆が押し寄せてきて。私の演説でも何も告知しなくても300~400という数の有権者の皆さんが集まったので、「これはいけるかも」というのがありましたね。やっぱりコンテンツ、つまり政策がしっかりしていた。これが一番の大きな勝因だと思います。
-人が出始めてきたのは、どのくらいのタイミングだったか覚えていますか? 国民民主党・榛葉幹事長: 選挙の前半からですね、ネットでの切り取り(動画)がものすごい勢いで回っていたので、ある種(東京都知事選の)石丸(伸二)さんの選挙に近い。SNSが回っていたので、「これ、いけるかな」と。我が党はどちらかというと若年層、10代~20代に人気のある政党と言われていたんですが、女性や高齢者もものすごく応援に来てくれたので、「あ、これは地殻変動が起きているな」というのは感じましたね。
【関連記事】
- 静岡県知事が“裏金非公認候補”のマイク握り「相手側にいた私がすばらしい政治家と言うのだから説得力あるでしょ?」
- 顔出しありに避妊具なし 150人以上をAV出演させ売上3億円か 被害女性が語る勧誘から撮影まで
- 兄からは尿を飲まされた上に性暴力 祖父母からは「金をあげるから母親に暴力を振るってほしい」と言われ…明らかになった凄惨な生い立ち 祖父母と兄殺害の罪で起訴された元警察官の裁判
- 「車内清掃を頼まれた車からウジ虫が…」1本の通報から点と点が線に 山の中で見つかった男性経営者の遺体には焼かれた痕 共同経営者など3人を逮捕
- 不倫の末の凶行…殺害し遺体をバラバラにして遺棄した“猟奇的”な男に懲役18年求刑 弁護側は驚愕の主張