国民民主党・榛葉幹事長が語る#1 「物事の心理は真ん中にあると思う」衆院選を経て思うこと 「政党同士が悪口を言い合ったって国民の生活はまったく良くなりません」
-国民民主党は「対立・対決より解決」ということを結党以来訴えて来たと思いますし、「現実的な政策を」ということを訴えて来た一方で、なかなか支持率が上がってきませんでした。しかし、今回の衆院選ではこのような結果を出せたという中で、これは国民民主党が何か変わったのか、変えたのか、それとも国民のマインドが変わってきたのか、そのあたりはどのように感じていますか? 国民民主党・榛葉幹事長: 国民民主党は正直変わっていません。玉木を中心に我々仲間が全員野球で政策を訴えると。 変な話、玉木チョンボしたでしょう。あれで支持率が落ちると思ったら、あの後も支持率はどんどん伸びていって、実は先日のアンケートでは立憲民主党よりも支持率が上回ったんですね。立憲民主党さんは160名以上いて、我々は衆議院28人でしょう。参議院を入れても40人弱。その党が(野党)第1党よりも支持率が高くなったっていうのは、皮肉ですけれども、玉木のチョンボで全国的に「あっ、玉木さんの党なんだ」「国民民主党なんだ」と。「あ、103万円の壁をぶち破ろうとしたり、ガソリン減税をやろうと頑張っているのは国民民主党なんだよね」と。で、「あの党って対決より解決とか言って批判政党じゃないよね」と。 やっぱり政策がしっかりしていて、我々は訴える方法、特にネット上では非常に多くの方に関心を持っていただいて、このうまい相乗効果がいま支持率のアップにつながっているので、ただ、これをどう維持して、もしくは伸ばしていくのか、これからが勝負だと思っています。
-ようやく国民民主党という存在が認知されたということでしょうか? 国民民主党・榛葉幹事長: 私はやはり物事の心理は真ん中にあると思うんですよ。中道中庸。ただ、政治や選挙は関心を得ようとすると極端なエッジが効くんですよね、食べ物じゃないけれど、激辛とか。政党も右にものすごく行ったり、左に極端に行ったり、今までの政治はそれがどんどん極端になっていって、(有権者が)「選択肢は結局、自民党しかないんでしょ?」「野党第1党ってやっぱり政権を取る気がなく、批判ばかりしているけれど、やっぱり自民党もダメかもしれないけれど、野党もダメだよね」と。 そこに当たり前だけれど対決より解決で、政党同士が悪口を言い合ったって国民の生活はまったく良くなりませんから。私が新橋の街頭演説で、「与党と野党が『お前の母ちゃんでべそ』と言い合ったって子供の腹は膨らまない」と言って、あの時にピンと潮目が変わったなと思ったんです。あの時、やっぱり群衆がグッときて、その動画もものすごく回ったんですけれども、やっぱり「自民党がダメなのはわかったけれど、じゃあ野党は何をやるんだ?」と、そこで国民民主党が愚直に政策を訴える。 それで国民の皆さんが「こういう政党があるんだ」「この政党を我々は探していたんだよね」というのをものすごく感じて、いま一番私たちのところに来る支援者で多いのが、自民党(支持)を辞めて国民民主党に来るというのが一番多いですね。
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