「71歳の母が福袋にどハマりしました」夫亡きあとタガが外れた老母の「物欲」。45歳娘が怒るに怒れない葛藤とは?
LINEリサーチが実施した「福袋」に関する調査によると、年末年始にかけて福袋を買う予定があると答えた人は全体の3割弱ほどだったという(2023年)。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、福袋を購入する際に意識しておくべきことについてこう助言する。 この記事の他の画像を見る 「福袋は、定価よりもかなりお得に物品を購入することができる場合がありますが、『在庫』『売れ残り』を一掃するための手段として活用している業者も存在するようです。 購入する場合には、『このブランドが好きだから』『欲しいアイテムが入っているから』など、買う目的を明確にしたり、予算をはっきり決めておいたりするなど、ある程度計画性をもって出かけることをおすすめします」 ・・・・・・・・・・ 今回、福袋購入に関する経験談を募っていたところ、実の母親が不要と思われる「福袋」まで毎年たくさん買い込んで困っている、という女性から話を聞く機会を得た。 「私の母は、6年前に父が亡くなってから1人暮らしをしています。父が亡くなったあと、急に母の金遣いが荒くなり、とても困っています」 こう話すのは、45歳のパート従業員・宇佐美和香子さん(仮名)。妹さんともども、結婚後に生まれ育った土地を離れており、母親の日常になかなか目が届かない、と話す。 「母は年金額も少ないのですが、お金は持っているんです。私たちが子供の頃からお金に細かい母で、しっかり貯めていましたし、娘たちが無駄遣いすると凄く怒りましたから。母は自分の物なんて全然買わない人でした。破れた靴下も縫って履いていたくらい」 毎晩ダイニングテーブルの片隅で几帳面に「家計簿」をつける母の姿を、和香子さんは今でもよく覚えている。和香子さんの中では、母と言えば『ケチ』『しっかり者』というイメージが強い。
「父が商売人だったので、母はお金の管理に対して何十年もシビアに向き合ってきました。だから父が亡くなったことでタガが外れて、物欲に走ってるのかなと思います。父の呪いから解放されたと言いますか…」 父の死後、それまで「質素倹約」を強いられていた反動から、母の買い物への欲望が高まったと感じる和香子さん。これはきっと「夫源病」の症状に違いないと妹と話し合い、少しくらいは目をつぶることに決めたのだそう。 「ですが、年に数回実家に寄ると、そのたび物が凄く増えていきました。すでに高齢者の仲間入りをしているのに、そんなに物を増やしてどうするんだろうと思いましたね」 和香子さんの母は、「何でもいいから金を使いたい」というわけではないという。
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