「71歳の母が福袋にどハマりしました」夫亡きあとタガが外れた老母の「物欲」。45歳娘が怒るに怒れない葛藤とは?
「旅行に行きたいとかご馳走を食べたいとか、そういう願望はないようなんです。物理的に手に入れられる『物品』を集めることにめちゃくちゃ執着しています」 例を挙げるなら、以前は絶対にやらなかった洋服の「まとめ買い」だ、と和香子さん。 「まったく同じデザインの服のまとめ買いは当たりまえ。どれも同じじゃない?って思うような靴やバッグを百貨店で何度も買ってきちゃったりもします。しかも、『もったいない』『いつか使う』と言って古い物を捨てないので、実家は物で溢れています」 さらにここ数年、毎年のように和香子さんにため息をつかせているのが、正月初売りでおなじみの「福袋」に対して母が見せる異常なまでの欲求だ。 「昔は『福袋なんてバカが買う物』と言っていたんです。余り物や残り物を集めて高い値段で売りつけられてるだけなのに…と言っていたくせに」
母が福袋にハマるきっかけとなったのは、数年前に友達に誘われて「ノリ」で購入したジュエリーの福袋だったという。 「その内容にいたく感激しまして…。『福袋ってクズしか入ってないと思ったら、どれも素敵でびっくりしちゃったわよ』とか言っちゃって」 昨年にいたっては、百貨店やショッピングモールの初売りの列に並び、年始のたった数日間で7つもの福袋を購入したという母。実家でそれを目にした和香子さんは、「こんなに買っちゃって、どうするの?」と思わず声をあげた。娘が見た7つの福袋の中身は、とうてい71歳の母親に必要な物品だとは思えなかったという。その驚きの「買い物内容」と、さらに和香子さんがわが目を疑ったとんでもない「出来事」については、記事後編にて詳報する。 ※この記事は取材に基づいていますが、取材対象者保護の観点から必要に応じて編集を加えておりますことをご理解ください。 取材・文/中小林亜紀 PHOTO:Getty Images
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