旨い店はタクシー運転手に訊け! 2024年に最高にウマかった「絶品ラーメン店」3選
●現役タクシードライバー・荒川さんが今年もっとも通い続けた3店を紹介!
「旅先で旨いものを食べたければ、タクシードライバーに聞くのが一番」と言います。東京のB級グルメに精通する現役タクシー運転手・荒川治さんに、美味しいお店を聞くこの企画、2024年も多くのレストランを紹介してもらいましたが、今回は、スペシャルイシューとして、荒川さんが今年もっとも通い続けた3店を厳選してご披露しましょう。 絶品すぎる『中華そば貴富』で味わえる魅惑の「スープ割り」
モンゴル人夫婦が作る「激辛チャーシュー麺」|『王子金麦ラーメン』
『王子金麦ラーメン』は、2023年、王子駅徒歩2分の場所にオープンしたカウンター7席の小さなお店です。実はここ、私が以前から通い続けている『北大塚ラーメン』(JR北大塚駅から徒歩1分)の姉妹店なんです。このお店ができてから、すっかりこっちに行く機会が増えました。というのも、理由は後述しますが『王子金麦ラーメン』のスープのほうがあっさりしており、今の私にはちょうどいいんですよね。 『王子金麦ラーメン』のメニューは、「激辛ラーメン」(800円)と「激辛チャーシュー麺」(1000円)を基本に、それぞれ大盛りが+200円という構成です。これは、ほぼ本店の『北大塚ラーメン』と同じです。激辛か半辛を選べ、トッピングは「にんにくW増し」(50円)のみ。私のお気に入りは、どちらの店でも、「激辛チャーシュー麺(大盛)」1250円に「にんにくW増し」50円のフルスペックです。
ステンレス製の丼に、これでもか! というほどのった分厚いチャーシューのとろけるようなやわらかさ、辛味の効いた挽き肉の旨味。これだけでもたまりませんが、赤く輝くスープが激ウマなんです。 本店にあたる『北大塚ラーメン』と『王子金麦ラーメン』では、実はスープが少し違います。前者は豚骨ベースで、後者は鶏ガラスープ。だから『王子金麦ラーメン』のほうがスッキリ&あっさりしているのです。その分、カエシがキリッと主張してくるタイプですね。 ラーメンでいながら、まるでまぜそばのように麺に味がしっかり染みていて、最後までスープを絡め取ってくれるのが最高にイイ。見た目よりはるかに軽く、毎日食べたくなる味です。