WECサンパウロ6時間レースの予選でPPを独占した7号車トヨタのクルー

　トヨタ勢がWEC（世界耐久選手権）第5戦サンパウロ6時間レースの予選でワンツー。日曜日に行なわれる決勝レースのフロントロウを独占した。 【リザルト】WEC第5戦サンパウロ6時間レース予選結果 　予選トップ10タイムを記録した10台のマシンにより争われた10分間のハイパーポールセッションで、7号車トヨタGR010 HYBRIDを駆る小林可夢偉が1分123秒140をマーク。2番手タイムをマークした8号車トヨタのセバスチャン・ブエミの1分2秒262を抑え、今季初のポールポジションを獲得した。トヨタ勢がフロントロウを独占するのも今季初である。 　今季5戦目ながら3度目のポールポジション獲得を狙ったポルシェ5号車は、マット・キャンベルがドライブして1分23秒331。3番手に終わった。 　アレックス・リンがドライブしたキャデラックの2号車が4番手。6号車ポルシェがケビン・エストレのドライブで5番手だった。フェラーリ勢の最上位は60号車の6番手で、アントニオ・フオコのドライブによるものだった。 　アルピーヌとプジョーは、12分間の予選でトップ10タイムを記録することができず、ハイパーポール進出を逃した。 　LMGT3クラスのポールポジションは、ランボルギーニのウラカンGT3 Evo2を走らせる85号車アイアン・デイムズ。サラ・ボビーがドライブし、1分34秒413を記録した。女性ドライバーのみで構成されたアイアン・デイムズにとっては、今季2回目のポールポジションである。 　92号車マンタイPureRxcingのポルシェが2番手、ユナイテッド・オートスポートのマクラーレン720GT3 Evoが3番手と4番手を占めた。 　ランキング首位に立っている5号車マンタイEMAのポルシェが5番手となった。