MotoGP:2026年はエンジン開発凍結、25年仕様を全メーカーが使用に。2027年の850cc化に先立ちコストを管理
10月10日、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は、グランプリ委員会の協議で、2026年はMotoGPクラスのエンジン開発を凍結することを決定したと発表。2025年仕様のエンジンを2026年も使用しなければならないことを、2024年9月に行われた会議でグランプリ委員会が合意した。 【写真】MotoGP:2023年仕様のホンダRC213Vのエンジン MotoGPクラスは2027年からマシンレギュレーションが変更される。エンジン排気量は2012年に1000ccとなったが、2027年からは850ccとなることが決まっている。 2026年まで1000ccのマシンが使用されることになるが、すべてのメーカーは2026年シーズンは2025年仕様のエンジンを使用する必要があり、エンジン仕様が凍結される。つまり、2025年仕様のエンジンが2025~2026年の2年間使用されることになる。 ところが、コンセッションのランクDのメーカーは、ランクが変更されない限り、エンジン仕様の凍結は適用されない。また、エンジンの仕様のみが凍結されるため、エアロパーツの開発は全メーカーが2026年中も進めるだろう。 この規則ができたのは、2027年に新しい規則が導入される前年のコストを管理し、可能な限り公平な競争条件を維持するためだ。しかし、安全性や信頼性に関する修正、またはコンポーネントが入手不可能であることが証明された場合、パフォーマンスの向上が得られない場合、一定の許容範囲が設けられる場合はあるという。 [オートスポーツweb 2024年10月10日]