大相撲秋場所が開幕。剣翔のウエストは170センチ!そこには「夢と脂肪」が詰まっているらしい
◆本物と同じ土俵を見てきた 場所前にJRの両国駅のところにある「-両国- 江戸NOREN」のビルに入り、飲食店街の真ん中にある本物と同じ土俵を見てきた。感動して何故か動けなくなった。 床にも土俵が描かれていて、外国人観光客たちが、それに気づかずに土俵を踏んで立ち話をしていた。傍の長椅子も休んでいる人たちでいっぱいだ。床の土俵で四股を踏んでみたかったが、人目がありできなくて残念だった。 9月7日にNHKBSの『大相撲どすこい研』で「土俵はマルくてカタい“道”」をタイトルに放送していたが、それを見て、私の感動がなんだったかを理解した。番組に登場した照ノ富士は「土俵は相撲道、土俵は道」と話し、「力士たちが守るべき場所だ」と語っていた。本物でなくても土俵は神々しかった。 この番組では、37歳の佐田の海が足の裏を鍛えていることを紹介していた。十文字の形の器具を足で掴んだりしていた。初日に実況の大坂敏久アナウンサーが「佐田の海の『夢は三役』はぶれない」と話していた。
◆自分の人生のためになる またまた自分の健康の話で恐縮だが、50代の時に駅の階段を登れないほど膝を痛めて、会社を辞めざるを得ないと思ったことがあった。整形外科と接骨医院をあちこち回ったが、良くならなかった。ところが、自分に合う靴に出会い、歩けるようになった。その靴店の店員さんが、佐田の海のやっているような足の運動を教えてくれた。私の友人がその靴を見て、「水虫は治るのか?」と聞いてきた。よほど水虫に困っていたのだろう。 話を初日に戻すが、初日は力士への場所前のインタビューが、自分の人生のためになる。 琴櫻の「考え過ぎてもしかたないんで、自分らしく、やれることをやっていく」、豊昇龍の「いいことも、悪いことも、全部乗り越えてきたので」、そして、貴景勝の「強ければ戻る」だ。さらに、春場所に幕内最高優勝を果たしたが、足首の怪我で休場し十両となった尊富士の発言が伝えられ感激した。初日に足首の怪我にテーピングをせずに出てきて、テーピングをすることを「心の邪魔になる」と言ったそうである。足首が完全に治ると良いが…。 また、力士の言葉にはユーモアもあり、NHK『ニュースーン』(9月6日放送)の十両の剣翔の発言には爆笑した。力士の健康診断の模様が放送され、健康診断の項目にはないのに、SOON相撲部部長の能町みね子さんの希望で剣翔のウエストを計った。ウエストというよりもお腹回りと言ったほうが分かりやすく170cmもあった。同部副部長の赤井麻衣子さんが「ここには何が詰まっているのでしょう?」と聞くと、剣翔は「夢と脂肪」と即答した。お腹に対戦相手をのせて、土俵の外に出すので、この脂肪は勝つための武器なのだ。
しろぼしマーサ
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