アップルがM4/M4 Pro搭載「Mac mini」発表。手のひらサイズで最安値は9万円台
Thunderbolt端子は増えたがUSB-A端子は廃止
外部接続のインターフェイスについて、新型Mac miniではUSB-C端子の数が増えて背面3つ+前面2つの5つになった。前面の2つはUSB 3(最大10Gbps)仕様だが、背面の3つはM4版miniではThunderbolt 4、M4 Pro版ではThunderbolt 5仕様になっている。 映像出力では、M4版は最大2台の6Kディスプレイと最大1台の5Kディスプレイへの出力に対応。M4 Pro版は60Hzで最大3台の6Kディスプレイへの出力に対応している。 一方で、先代のM2搭載Mac miniにあったUSB Standard-A端子が廃止されている点には注意が必要だ。 Mac miniは最も安価なMac製品として人気がある。2024年モデルはM4を搭載し、Apple Intelligenceにも最適化、より多くの外部出力にも対応した。 2023年1月に発表されたM2搭載Mac miniと比べると、最小構成の直販価格が8万4800円から9万4800円に1万円ほど値上げされている。 だが、当時の為替レートからは円安傾向が続いていることと、メモリーの標準が16GBに底上げされたことを考えると、ディスプレイなどの周辺機器を揃えられるユーザーにとっては「最もお買い得なMac」であることに違いない。
松本和大