50歳から始まる「軟骨のすり減り=ひざ痛の元凶」は、「関節の衰え」をリカバーする筋トレで軽減できる
どんな「プラスα」かは最後にイラストで2つほど紹介しますが、プラスαで動かすのは、 ・体全体を安定させて下半身の関節を守るアウターマッスル ・上半身の関節を安定させるインナーマッスル です。どちらもふだんあまり使っていない筋肉なので、少し動かすだけでも効果が期待できます。ふだん腹筋運動をやらない人なら、ほんの少しやっただけでも腹筋が痛くなるように、ふだん動かしていない筋肉に働きかければ、けっこう効くものです。
上半身のプラスαは、実は歩かずに、それだけやっても効果があります。でも、歩くと体が揺れて不安定になるので、それを安定させようと、それぞれ(腰、首、肩)のインナーマッスルが刺激されるので、効果が増すのです。歩くことが「全身運動をする」1つのスイッチになると思ってもいいでしょう。 ※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
歌島 大輔 :日本整形外科学会認定スポーツ医