入社してから「最初の90日間」で意識すべき5つのこと
十分な福利厚生と給与が約束された、おしゃれな仕事に転職して、早くその新しい仕事に慣れたいと楽しみにしている人もいるだろう。それは素晴らしいニュースだ。とはいえ、転職市場の競争が激化している今、自己満足に浸っている時間はあまりない。入社後3カ月間は試用期間とされることが多く、企業があなたの業績や職務への適性を厳しく評価する時期だからだ。 この間に好印象を与え、あなたがその仕事に適していると証明することが肝心だ。入社してから最初の90日間は、あなたが会社に貢献する貴重な戦力とみなされるか、あるいは1年以内に再び就職活動をしなければならないのかが決まる重要な時期となる。 最初の3カ月間で、会社にとって手放せないスター社員であることをアピールするためにできる5つのことを紹介しよう。 ■新しい職務を理解する 書類上の仕事内容と、現実の仕事内容がある。社会人として長く働いている人ならば、特にスタートアップ企業での仕事のようなダイナミックな環境では、担当業務が日々めまぐるしく変わり、柔軟な対応が求められる可能性があることを知っていることだろう。 採用プロセスがいかに複雑で包括的になったとしても、新入社員が予想していた職務内容と実際の職務内容が大きく異なることに気づくケースは多い。 そのため、入社してから驚くことがないように、自分の役割の詳細について上司に質問するようにしよう。このような機会は通常、入社初日に与えられることが多い。 日々の仕事内容、報告体制、重要な業績評価指標、職務を効果的に遂行するための詳細について尋ねるのを忘れないようにしよう。また、新しい職務で成功するために必要なことをすべて把握できるよう、詳細なメモを取っておくようにしよう。 ■できるだけ多くの人に会う 筆者の記事を以前から読んでいる人は、スキルとしての人脈作りをいかに重視しているかご存じかもしれない。それには理由がある。採用された後も、健全な仕事上の人間関係を築き、新しい仕事で出会う貴重なチャンスを逃さないために、人脈づくりは非常に重要だ。 できるだけ多くの人に会うことをルールにしよう。まずは直属の上司やチームメンバーから始めてもいいが、無理のない範囲で上層部にも働きかける方法を見つけよう。 チームビルディングのための活動や交流会にできるだけ多く参加するのもよい。そうすることで自分の名前を知ってもらえるだけでなく、他の人から学んだり、見識を共有したり、新しい組織にどのように貢献できるかを考えたりすることにも役立つだろう。 どんな情報にも耳を傾けるようにしよう。目標は新しい職場でスター社員として頭角を現すことだが、会社の環境や職場があまりにも有害で自分には合わないと感じたら、立ち去らない理由はない。