アウトドアサウナも! 森林浴発祥の地・赤沢自然休養林を歩き、五感で自然を体感[FRaU]
世界有数の森林大国である日本。北は北海道から南は沖縄まで、この国の森は多種多様に富んでいます。一歩足を踏み入れれば、心身ともに癒やされることはもちろん、生態系や環境について学ぶことができる、自然の学校でもあります。まずは、日本の森を歩いてみませんか。 森林浴発祥の地とされる、長野県の赤沢自然休養林。森のなかを走るレトロな森林鉄道に乗ったり、アウトドアサウナ体験をしたり、アクティビティを通して森の魅力を全身で感じることができる。ファッションモデルとして活躍する安藤潤美さんがこの森を歩き、歴史ある天然林の壮大さと清々しさを味わいました。
雄大な自然に抱かれ、木材資源に恵まれた上松町
「木曽路はすべて山の中である」。島崎藤村の小説『夜明け前』の一節にあるように、長野県の木曽地域はその9割を森林地帯が占める。そんな木曽地域の中でも、特に林業と製材業で栄えてきた上松町。ここには昔から木を生業とする人が集まり、1年間で木工技術を基礎から学ぶ職業訓練校「上松技術専門校」もある。 写真:赤沢自然休養林は、長野県木曽郡上松町小川入国有林に位置する。樹齢300年以上の木曽ヒノキを中心とした木曽五木(ヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコ)が林立し、新緑や紅葉の季節には多くの観光客が訪れる。安藤潤美さんは、木と対話するように森を散策した。開園期間は通常4月末の連休から11月上旬まで。
また、町の西部には日本三大美林のひとつ木曽ヒノキ林を有する「赤沢自然休養林」が広がる。樹齢300年以上の天然のヒノキが林立する天然林で、上松そして木曽地域の森の歴史を語る貴重な国有林だ。 この森を歩くのは、東京と長野県松本市の2拠点で活動するモデルの安藤潤美さん。彼女にとって自然の中に身を置くことは、自分自身と向き合い素直な気持ちを取り戻す大切な時間。上松町に降り立ち、まずは森から流れる雄大な川の景色を見るため、町の観光名所のひとつでもある寝覚の床へ。