どっぷりインディアンでのバイクライフを楽しんでいたある日、突然余命宣告を受けとしたら…… 余命4日からのリハビリと復活
夫婦の新たなるかすがいはインディアン
それからというもの、毎週のようにツーリングを楽しんだという伊藤夫妻。 ──憧れのインディアンを手に入れてどんな感想を持たれましたか? 睦美さん「もう楽しいのひと言です。そんなに数多く色んな車種に乗ってきたわけじゃないですけど、全然違いました。乗ってて楽だし安定してくれるし、なんせ楽しい。ボバーだったんで思ったより足を出して乗るんですけど、下手なバイクよりも曲がってくれるし」
──どんなところを走っていますか? 睦美さん「まずは練習って感じで、慣れてもらわないと困るんで、東名の脇を走る山道があるんですけど、そこを走って、相模湖から大垂水に行ったり。20号線をそのまんま勝沼へ。御坂を越えて、あるいは三富の方まで行って」 由美さん「あと富士山。得意なのは富士山一周ですね。朝8時出発とかで、昼過ぎには帰ってきちゃうよね。それを休みの度に。伊豆半島に行ったりもしました」
──ツーリングの楽しみはランチとかですか? 睦美さん「あんまりないね(笑)」 由美さん「それこそコンビニとか(笑)。走ったらもう帰ろうかみたいな。三崎まで行ってマグロ食べないですから。本当に単純に走るのが楽しくて」 そんな風にして毎週ツーリングを楽しみ、インディアンにハマっていったお二人。わずか1年ほどで二人とも買い換えに至ります。
睦美さん「先に奥さんがスカウトトウェンティからスーパーチーフに乗り換えたんですけど。箱根の試乗会があった時に、大きい方にまたがって、乗ってみたらめちゃくちゃ楽しくて」 由美さん「全然違う! 楽! ってインカムでしゃべりながら試乗したんですけど、あっと言う間にもう終わっちゃうのとか文句言ったり。そのくらい楽しくて。 その後、茅ヶ崎のディーラーさんに行ったら、ちょうど赤いスーパーチーフがたまたま入庫してて。もう無理。我慢できない(笑)」
睦美さんは睦美さんで、ローンや保険代など頭でシミュレーションし、由美さんの買い換えを後押ししたといいます。 睦美さん「東京モーターサイクルショーを見に行って、スポーツチーフにひとめぼれして、次の日にはもうディーラーで注文(笑)」