アジア最高額は? ACLEクラブ最新市場価値ランキング9位。かつては金満クラブの象徴! マリノス元監督は結果残す?
2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)が開幕した。近年はキャリアの晩年を迎えたベテランだけでなく、これから最盛期を迎える注目の若手選手もアジアのクラブへ移籍するケースもあり、アジアの注目度は急速に高まっている。今回はACLE出場クラブの最新市場価値ランキングを紹介していく。※情報サイト『transfermarkt』が算出した金額を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月23日時点
9位:上海海港足球倶楽部(中国) 監督:ケヴィン・マスカット 2024リーグ戦成績:1位 総市場価値:1849万ユーロ(約29.6億円) 最高額選手:オスカル(市場価値:450万ユーロ/約7.2億円) 中国の強豪クラブである上海海港足球倶楽部が、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場クラブの市場価値ランキングで9位に食い込んだ。総市場価値は1849万ユーロ(約29.6億円)となっている。 2010年代、中国サッカー界はアジアのみならず世界中の注目を集めていた。習近平国家主席が中国のサッカー超大国化政策を打ち出したことによって、移籍市場における中国クラブの巨額投資が活発化。欧州で名の知れた選手たちが数多く中国に流れ、中国サッカー・スーパーリーグは空前の“バブル期”に突入した。 札束の力を見せつけるクラブの中でも、特に目立っていたのが上海海港足球倶楽部だ。バブル期当時は「上海上港集団足球俱楽部」というクラブ名だったため、こちらの名称を記憶に留めている人も多いかもしれない。 これまでに獲得してきた選手は、ブラジル代表でも活躍した“怪物”フッキや、現在も在籍する元同国代表のオスカルをはじめ、オーストリア代表の歴代最多出場記録保持者であるマルコ・アルナウトヴィッチなど豪華な顔ぶれが揃う。 また、クラブは故スヴェン・ゴラン・エリクソンやアンドレ・ビラス・ボアスといった監督たちを招聘してチームを強化。2024シーズンからは、昨季まで横浜F・マリノスを率いていたケヴィン・マスカット監督が指揮を執っている。 クラブ名から企業の名前を排除する中国サッカー協会(CFA)の方針を受けて、2021年には現在の名称「上海海港足球倶楽部」へ変更。裕福な中国サッカー界の象徴的存在だったクラブは、いまもランキングでトップ10に入るだけの市場価値を維持している。
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