「サディストの女性」の方が優しい…虐待、学校や自衛隊でのいじめを経て、43歳AV男優が思うこと
辺土名勉さん(43歳)は、バイオレンス要素を含むマニア物AVに出演し続ける稀有な男優として知られている。「女性の足が好きだ」と話す彼は、物心ついたころから蹴られたり踏まれたりすることに興奮を覚えたと話す。その熱意は筋金入りだ。 【写真】「あなた、パパの子どもを産んでくれない?」父の子を産んだ17歳女性の絶望 辺土名さんは、両親の離婚に伴い祖父母の家で暮らすことになったが、その後も周囲からは受け入れられなかった。前編記事【3歳から母親に顔を蹴られ、キャットフードを食べていたのに「虐待のトラウマ」がない…「マニア物」に出演する43歳AV男優の悲哀】より続く。
同級生から「集団リンチ」に
離婚した辺土名さんの両親はそれぞれ再婚し、家庭を持った。祖父母宅で暮らした彼は、その独特の感性のために周囲から疎まれるようになったという。 「理由はよくわからないのですが、小学生の頃、同級生から集団リンチを受けるなどのいじめを受けました。見た目や話し方が気持ち悪いとか、そういうことを言われていたと思います。 あるときはいじめっこに対抗して武器を使ったらクラスで問題になり、あまりにしつこく複数で袋叩きにされるので、段ボールで作った鎧を被って登校することにしました。しかし功を奏さず、逆に目立つのでボコボコにされるなど散々な目に遭いましたね」 確かに辺土名さんの着眼点は一風変わっている。現在でも、「震災などにインスピレーションを得た、オリジナルのボードゲームを考案したんです」「新しい武術競技も考えています」「独自のAVメーカーを作ろうと考えていて」など、創造性に富んだ話を子どものように話すところがある。 相手が誰であろうとあけすけに話し、目立ってしまう。ゆえに、どこへ行っても標的にされる。中学生以降もまた、小学生時代と同様の基本路線を辿った。 「弱かった自分と決別すべく、中学では柔道部に入りました。普通の人よりはいくらか強くなれたのですが、ある日、いじめられている同級生を助けたところ、さらに強い数人が出てきて殴られたりしましたね。結局、帰るときも待ち伏せされているので、3階からベランダの手すりを伝って逃げていました」
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