アウディ、F1プロジェクトのトップに元フェラーリ代表のマッティア・ビノットを起用。ザイドルらは離脱へ
7月23日、アウディは、F1プロジェクトのトップにスクーデリア・フェラーリの元チーム代表であるマッティア・ビノットを起用することを発表した。ビノットは、ザウバー・モータースポーツAGのチーフオペレーティングオフィサー(COO)及びチーフテクニカルオフィサー(CTO)に就任する。 【写真】2024年F1第11戦オーストリアGP アンドレアス・ザイドル(ザウバー・グループCEO)&オリバー・ホフマン(アウディ技術開発部門の責任者) 発表によると、今回の動きはアウディのF1参戦に向けたファクトリーチームの管理体制の再編成の一環で、ビノットは8月1日より同社のF1プログラムに加わるということだ。ビノットはCOO及びCTOとして、チームの運営管理と競技における成功に責任を持つことになる。 アウディAGのCEOであるゲルノート・デルナーは、ビノットの起用について、「アウディの野心的なF1プロジェクトにマッティア・ビノットを起用できたことを嬉しく思っている。F1で25年以上の豊富な経験を持つ彼は、間違いなくアウディに決定的な貢献をすることができるだろう」とコメントした。 「我々の狙いは、確実な管理体制、責任の明確化、インターフェイスの削減、効率的な意思決定プロセスによって、F1プロジェクト全体をF1のスピードに乗せることだ。この目標のために、チームは自立して迅速に行動できなければならない」 なお、これまでザウバー各社の取締役会会長を務めていたオリバー・ホフマンと、ザウバー・モータースポーツAGとザウバー・テクノロジーズAGのCEOを務めていたアンドレアス・ザイドルは、再編成の一環としてプロジェクトを離れることになる。デルナーは両者に対し、「我々のF1参戦を確立するための重要な仕事と、その準備に貢献してくれたことに感謝したい」と述べている。 [オートスポーツweb 2024年07月23日]