【F1】またまた低迷ペレスがチームとFIAに責任転嫁の〝逆ギレ〟「信じられない」
F1レッドブルのセルジオ・ペレスが、3日(日本時間4日)に行われたブラジル・グランプリ(GP)決勝で11位と低迷して入賞を逃す失態を演じたが〝逆ギレ〟して責任転嫁した。 ペレスは予選の不振で12番グリッドからのスタートになると、雨天のレースで難しいコンディションの中、いきなり1周目にコースオフして最下位へと転落する。 その後は27周目にフルウエットタイヤ(大雨用)に交換する決断をするが、直後にセーフティーカーが導入されて赤旗中断となるちぐはぐな展開に。終盤はなんとか入賞圏内を争ったが、そこで姉妹チームRBのリアム・ローソンや、メルセデスのルイス・ハミルトンとのバトルに完敗してポイント圏外の11位というまさかの不振に終わった。 雨天で荒れたコースコンディションの影響はあったが、それはどのドライバーにとっても同じ条件。しかも、同僚のマックス・フェルスタッペンはペレスよりも後ろの17番手スタートから大逆転優勝を飾っており、言い訳はできない大失態。続く不振で更迭論がくすぶる中で、いよいよ崖っぷちに追い込まれた。 苦しい状況ゆえか、レース後のペレスは低迷の理由について言い訳に終始した。 スペイン紙「マルカ」米国版はペレスのコメントを報道。「ペレスがダーツを投げる。『あんなコンディションでレースをするのは信じられない』。メキシコ人選手はレッドブルの戦略がポイント獲得を遠ざけたことを悔やんだ」と題して伝えた。 ペレスがまず矛先を向けたのは、荒天にもかかわらずレースを続行した国際自動車連盟(FIA)だ。「レースのいくつかのポイントでは、特に雨が激しく降り始めたときは非常に複雑だった。視界は完全にゼロだった。そんな状況で走ったことが少し驚きだ」とFIAの判断を疑問視した。 また、チームの戦略にもかみついた。「最初のラップは非常に重要だったと思う。間に合うかどうかわからなかったため、われわれはタイヤを交換しなかったが、他のドライバーはタイヤを交換した。そしてわれわれは冷えたタイヤで出発した。それに、スタート時に前に誰もいなくて、水たまりにぶつかって大きく滑り始めて、その後冷えたタイヤでスピンした。残念ながら赤旗手前で止まってしまったが、その後は良い経験ができた」 かねてブラジルGP後の電撃解雇が噂されていたペレス。レッドブルはいよいよ決断を下すのか。
東スポWEB