Meta Quest 3と連動して動くVRチェア。乗り物酔いしやすい人には鬼門
ゲームタイトルによって向き不向きあり
設定とちょっとした動きの確認が終わったところで、冒頭のRoto VR Explorerは人を選ぶという話に行きつきました。ジェットコースターが苦手で、乗り物酔いしやすい僕にとってこれは鬼門。 いや、そもそもVR酔いも乗り物酔いもしない、ジェットコースター大好きな人にとっても、遊ぶゲームタイトルによるのかもしれません。 頭の傾きで椅子が回転するのですが、例えば『Vader Immortal』だと、自分の真後ろにいる敵に対応するには180度回る必要があります。今月発売の『バットマン:アーカム・シャドウ』だと、視界の外にいる的に向き直って戦う必要があります。このときの頭の動きと椅子のピタっとした動き、これ激しいゲームになればなるほどキツいかもしれませんね…。 Roto VR Explorer向けではないゲームもあります。例えば『Beat Saber』のように横方向に動くゲーム、または『Drop Dead: The Cabin』のように、部屋の中を物理的に歩き回る系のゲーム。これは椅子の動きの制限が、カかえって障害となります。 向いているのは、プレイヤーが1箇所から動かず、1視点から回転して仕留めるタイプのシューティングゲームかな。『Excavator Simulator』や『DigVR』はピッタリな気がします。チャレンジャーな人は『Asgard's Wrath 2』を体験してみるのもいいかもしれません。ジェットコースターに乗ってぐるぐる回ったような感覚で、僕はめちゃくちゃ酔いました。プレイ後は膝ついて、肩で息ついて、じとっと汗をかいていたレベルです。 VRヘッドセットにVRチェアを追加することで、より没入感が高まるかと聞かれたら、答えはそうでもない。ゲーム体験としては大きく変わりません。となると、ゲームプレイにおいて、動くVRチェアがいるかどうかという根本的な疑問がわくわけで…。 今後はMeta Quest 3だけでなく、Apple Vision Proにも対応させたいと考えているそうですが、確かにAppleの空間動画・空間UIの方がより向いている気がします。
そうこ