“運命の人”との出会いはどこで? コロナ禍の恋愛・婚活事情
“ネット発の恋愛”が苦手な人はどうすればいいの?
こうしたオンライン上での恋愛・婚活に対して、恋愛ポータルサイト「恋愛ユニバーシティ」の主宰者で、1万2000人以上もの人の恋愛相談に応じてきたという“恋愛カウンセラー”、ぐっどうぃる博士(49・男性)は、「様々な婚活サービス事業者がオンラインを利用した出会いの場を提供することによって、『恋愛や婚活の二極化』が進んでいます」と語ります。 どういうことでしょうか。 ぐっどうぃる博士は「1つは恋愛が大好きな『恋愛至上主義層』、もう1つは必ずしも恋愛を必要とせず趣味などでもキュンキュンできる『こもる層』です」との説を唱えます。その上で、オンラインでの出会いをうまく活用できる人は、前者の「恋愛至上主義層」の人たちだと予想します。 ぐっどうぃる博士のもとには、「リモートで相手と一対一で話さなければいけないときに、間がもたない」など、オンラインでの出会いがうまくいかなかったという悩みも寄せられています。「こもる層」の人の場合、こうしたちょっとしたつまずきがあると、すぐに婚活をやめてしまう傾向にあるそうです。 とはいえ、恋愛相談をするような人は、「こもる層」の中でもまだ婚活に関心がある人でしょう。 「もし『こもる層』の人がゆくゆくは結婚したいと考えるなら、婚活をやめてしまいそうになった時に、自分の尻をたたいてくれる友人や婚活サービスに頼るといいでしょう。あと、オンラインゲームでの出会いがもとで結婚する人だっているのです。恋愛って、よし恋愛しよう、と言って相手を探すよりも、最初に誰か相手がいて、その人のことを好きになって付き合いに発展することの方が多いもの。ゲームでもいいし婚活サービスでもいい。とにかく人と出会える場に出ていくことが大切ですね」
コロナで「先延ばし組」と「早期決断組」
新型コロナウイルスの感染拡大後、ぐっどうぃる博士によく寄せられたのは、「彼に結婚を延ばされた」という女性からの相談でした。ぐっどうぃる博士は、「男性の場合、経済的に安定しないと結婚できないと思ってしまいがちです」として、新型コロナウイルスの感染拡大による経済面での先行きの不安が二の足を踏ませた一因と見ています。 一方で、「独身キャラだったナインティナインの岡村隆史さんが結婚しましたが、新型コロナ関連の失言で心が弱っていたためではないかと思います。新型コロナは人々の動きに影響を与えますので、結婚を延期される人もいますが、逆に結婚につながった人もいるのではないでしょうか」とも語ります。