伊勢谷友介容疑者逮捕 事務所「全ての事実関係を確認中」
俳優の伊勢谷友介容疑者(44)が8日、大麻取締法違反の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。自宅で大麻を所持していた疑いが持たれているが、同容疑者は弁護士が来てから話すとして認否を留保しているという。マスコミ各社が一斉に報じている。
所属事務所「全ての事実関係を確認中」
報道によると伊勢谷容疑者は8日午後4時40分ごろ、都内の自宅で乾燥大麻7.8グラムを所持した疑いがある。また、そのほかにも乾燥大麻とみられる物(12.5グラム)などが見つかっており、鑑定が進められているという。 株式会社カクトエンタテインメントは同日、公式サイトで「本日、弊社がエージェント契約をしております有限会社カクト所属の伊勢谷友介が逮捕されたという報道がございました。この様な事態が生じましたことは、誠に遺憾なことでございます。関係各所の皆様、ファンの皆様へ多大なる心配およびご迷惑をおかけておりますことを、まずは深くお詫び申し上げます。現在報道されている内容等、全ての事実関係を確認中でございます。詳細の事がわかりしだい皆様にお伝えさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします」と発表した。
「驚いた」「違和感ない」さまざまな声がネットに
伊勢谷容疑者逮捕のニュースがかけめぐった直後から、ネット上にはさまざまな声が噴出している状況だ。第一線で活躍中の有名俳優の逮捕に「驚いた、好きだったのに」「利他の精神で多方面で活躍していたのに残念すぎる」といった声がある一方で、「番宣などの言動が昔からヤバい感じがしてたので想定範囲内」「捕まったらしいけど、違和感ないな。驚きもないし」といった声も。 「自宅から約20グラムという報道が事実で、本人が使っていたものだとすると常習性が疑われても仕方ありません。弁護士が来てから供述するということですので、とりあえずはそれを待つしかありませんね」(スポーツ紙50代男性記者) 伊勢谷容疑者は1976年東京都の出身。1999年、映画「ワンダフルライフ」(是枝裕和監督)で俳優デビュー。09年、NHKの「白洲次郎」でドラマ初主演を飾っている。大河ドラマにも10年の「龍馬伝」で高杉晋作、15年の「花燃ゆ」では吉田松陰役で出演した。また、昨年は出演映画「翔んで埼玉」(武内英樹監督)が大ヒット。演技派の役者として人気が高く、過去、ブルーリボン賞助演男優賞や日本アカデミー賞優秀助演男優賞に輝いている。また、俳優業のほかにも衣食住をはじめ水・エネルギー・教育・メディアなどの分野での社会活動を行う会社「リバースプロジェクト」を2009年に設立(実際の活動は前年から)、代表を務めている。前出のカクトエンタテインメントは、同社の俳優部門にあたる。 まだ本人の認否を含め詳細がわからない状況でもあり、引き続き動向を注視したい。 (文:志和浩司)