「半沢直樹」公私とも絶好調の愛之助演じる黒崎、またも大受け
堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)第6話が23日、放送された。堺演じる半沢が500億円の債権放棄をせまる政府直属の「帝国航空タスクフォース」に、理不尽な要求は飲めないと反発。江口のりこ演じる国土交通大臣・白井亜希子といよいよ直接対決がスタートした。そして前作からおなじみの人気キャラ、片岡愛之助演じる黒崎の再登場に放送中から「黒崎さん好き」「ますますパワーアップしてる」などと、ネットは大盛り上がりとなった。
ついに政治家を敵に回した半沢
東京中央銀行に戻った半沢に課せられた使命は、破綻の危機に直面する帝国航空の経営再建という大仕事。ところが四苦八苦して練り上げた再建案を政府直属の再建チーム「帝国航空タスクフォース」を率いる乃原正太(筒井道隆)に足蹴にされた半沢は、怒りの宣戦布告。しかし乃原から事の次第を聞かされた白井国交相(江口)が、なんと直々に銀行へ乗り込んでくる事態に。業務改善命令をちらつかせ圧力をかける白井。さらに刺客として金融庁の黒崎駿一(片岡)が再び銀行に送り込まれ、突如行われたヒアリングで帝国航空をめぐる重大な過失が発見された。
紀香も爆笑「オネエの黒崎さん」
黒崎は「半沢直樹」シリーズおなじみのオネエキャラ。今回は人気声優である宮野真守が演じる部下、古谷を従えての登場に注目が集まった。 「なぜ黒崎が受けるのか。オネエ口調のユーモラスな芝居もありますが、それ以上に演じている愛之助さんが何より楽しんでやっているのが視聴者に伝わるのだと思います。妻の藤原紀香さんとの結婚生活も良好で、プライベートの充実が仕事の充実につながっている好例でしょう」と指摘するのは、テレビ情報メディアの40代女性編集者。 愛之助は同日朝、自身のブログで「表は凄い雨なので皆様外出には呉々もお気をつけ下さいね。ほな、歌舞伎座連獅子行って参りまぁす↑↑↑↑↑↑」とつづりつつ、最後は「あ、今夜も9時から『半沢直樹』ヨ・ロ・シ・ク・ね!」と、黒崎口調でノリノリの更新。ノリノリは妻の藤原紀香も同じようで、今月3日に更新した自身のブログの追伸では、家で「オネエの黒崎さん」を大爆笑しながら見ているとつづっていた。2013年の最初のシリーズのときはまだ独身だった愛之助だが、2016年に紀香と結婚。公私共に充実して今回のシリーズに臨んでいる。 「結婚の際に開いた会見でも、『(これまで)食事面はほとんど外食でしたが、料理や健康面のことを抜群に勉強している彼女がつくってくれるようになって、体のバランスがよくなった』と、メロンの切り方も知らなかったという愛之助さんは早くも紀香さんのサポートに感謝していました。それから4年経ちましたが、梨園の妻の大役も見事に果たしつつ自身の仕事もこなし、自宅での家事も万全との評判です」と話すのは、スポーツ紙の40代女性記者。 半沢や黒崎だけでなく、それぞれキャラの立つ登場人物が激しく入り乱れる「半沢直樹」。しかも演技巧者な役者ぞろい。これからクライマックスに向けてさらに盛り上げてくれそうだ。 (文:志和浩司)