プロが教える、インテリア3つのNG
家が小さくても大きくても、誰しもみんな理想の部屋を作りたいもの。でも、ちょっとしたデザインの間違いが、おしゃれな空間の邪魔をしているかも。今回は、よくあるインテリアの失敗例と、それを直す方法をインテリアのプロが3つご紹介! UK版「ハウスビューティフル」より。
間違い①:スケールとバランスを無視
よくある間違いは、家具のスケールとバランスを考えないこと。逆にこれらの細部に注意を払うことで、視覚的に美しいだけでなく、日常の生活にも実用的な空間を作り出すことができる。 例えば、小さな部屋に大きなソファを置くと、部屋が狭く感じてしまう。反対に、大きな部屋に小さな家具を置くと、家具が部屋に埋もれてしまい、存在感がなくなってしまうことがあるのだ。
家具に関して本当に必要なものをしっかり考え、自分の家にぴったり合ったものを優先してセレクトするようにしよう。さらに、部屋の天井の高さや窓の大きさも家具選びの重要な要素。これらの要素と家具のバランスをとることで、部屋全体が美しく調和のとれた空間になる。 オンラインインテリアスタイリングプラットフォーム、Flitchの共同創業者であるダニエル・ウフランドは、「リビングスペースをデザインする際には、大きさ、バランス、機能性などの要素を考えることが重要です。これらの要素は、部屋全体の見た目だけでなく、その快適性と使いやすさにも影響を与えます」と、説明している。
間違い②:機能性をないがしろにする
もう一つのよくある間違いは、見た目の美しさを、使いやすさよりも優先してしまうこと。部屋が素敵に見えることはもちろん大切だけれど、同時に、私たちの生活に合った、使いやすい空間であることも重要。インテリアデザインは、ただ部屋を飾り立てるだけでなく、私たちの生活をより良くするためのものなのだ。 ダニエルは次のように話す。「部屋をデザインする時は、普段どのようにその部屋を使うのかを想像してみましょう。人がどのように部屋の中を動くのか、どんなものを収納したいのか、どんなことをしたいのか、などを具体的に考えてみてください」