寝る前に10分間「心を整えること」で体に起こる3つの変化!初心者でも簡単にできる「マインドフルネス瞑想」の効果とは
マインドフルネス(Mindfulness)は、「今現在体験していることに全意識が集中している状態」を指す。マインドフルネスという単語を分解すると、マインドは精神や意識、フルは満ちている、ネスは状態を意味する。「今ここに気づく」と訳されることもある。 【写真】体重減少・免疫力アップ!マインドフルネス瞑想をする7つのメリット 1979年にアメリカの分子生物博士であるジョンカバットジン氏が、八正道の正念と心理学を融合させたマインドフルネスストレス軽減法を構築し、今のマインドフルネス瞑想のベースになっている。 「瞑想」は疲れや不安のない状態に心を整えることが目的であるのに対し、「マインドフルネス」は効率的に仕事をこなしストレスなく日々を生きることを目的とする。
マインドフルネス瞑想のメリットと効果
・免疫がアップする 科学専門誌『PLOS One』に掲載された研究によると、瞑想を行ったグループと、エクササイズを行ったグループを比較した結果、瞑想を行ったグループのほうが病気で会社を休む回数が少なく、体調がいいと感じる人が多かった。瞑想は体の抗体づくりをサポートするため、病原菌、感染症、毒素を撃退するのが楽になる。 ・睡眠の質がアップする ある研究で、不眠症を抱える20人の被験者が瞑想を実践したところ、より長く良質な眠りにつくことができた。さらには、より明確に物事を考えられるようになり、体調も改善したと被験者たちは報告している。ヨガ行者の睡眠習慣と脳のスピードを研究した結果、毎日2時間の瞑想と4時間の睡眠が、7時間の睡眠による精神的な修復効果に匹敵することもわかっているそう。睡眠に問題があるなら、瞑想を試してみる価値あり! ・体重が減りやすくなる 米国のブリガムヤング大学とコロラド州立大学の合同研究チームが、200名を対象に行った研究によると、食事中に「噛む音を立てながら」食事をしたグループは、何も意識せずに食べたグループよりも摂食量が少なくなった。これは、食べ物を噛む音に意識を向けた、マインドフル・イーティングのおかげ。