マンU、“10番”ラッシュフォードを非売品とはみなさず?…今冬、来夏に売却の可能性か
マンチェスター・ユナイテッドがイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの売却を検討しているようだ。10日、イギリス紙『テレグラフ』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。 現在27歳のラッシュフォードはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2016年2月に18歳でトップチームデビューを飾った。徐々に出場機会を増やしていくと、2018-19シーズンからは数多の名選手が背負ってきた「10番」を継承。ここまで公式戦通算425試合で138ゴール67アシストをマークし、2度のFAカップ優勝やヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献している。 2022-23シーズンにはELとカラバオカップで得点王に輝いたラッシュフォードだが、近年は度重なるトップチームの指揮官交代の影響もあってか、波のあるパフォーマンスが続いている。先月半ばに発足したルベン・アモリム体制では初ゴールをマークしたが、0-2で敗れたプレミアリーグ第14節アーセナル戦後には、クラブOBのロイ・キーン氏に「フットボーラーとしてのプレー全般がショッキングだ」とパフォーマンスを痛烈に批判された。 今回の報道によると、マンチェスター・ユナイテッドはピッチ外のライフスタイルへの懸念や集中力の欠如などを考慮し、ラッシュフォードを“非売品”とは見なしてはいないとのこと。今冬もしくは来夏に破格のオファーが届いた場合には、売却に踏み切る可能性があるという。また、クラブ側は移籍金の回収に加え、推定32万5000ポンド(約6300万円)という高額な週給を受け取っている同選手を放出することで、財政状況を改善できると考えているようだ。 ラッシュフォードはマンチェスター・ユナイテッドと2028年6月末までの契約を締結している。果たして契約満了を待たずして退団することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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