鹿島 鬼木達氏の来季監督就任を正式発表 川崎Fで国内7冠の名将が古巣帰還「必ずタイトル獲りましょう」
鹿島は12日、今季まで川崎Fを率いていたクラブOBの鬼木達氏(50)が新監督に就任すると発表した。 【写真あり】川崎Fが12日に発表した鬼木氏の後任となる新監督 鬼木氏は93年に市船橋高から鹿島に入団し、99年まで所属。96年のJ1初優勝などタイトル獲得を経験した。現役引退した川崎Fで指導者のキャリアをスタート。コーチから昇格して就任1年目の17年にJ1初優勝し、18年に連覇を達成。20、21年も連覇するなど攻撃的スタイルで黄金期を築き、優勝4度はJ1監督で最多。天皇杯2回、ルヴァン杯1回を合わせた主要7冠もオリヴェイラ氏(鹿島、浦和)に並ぶ最多記録だった。 鹿島は8年連続の国内主要タイトル無冠でシーズンを終え、10月にはポポヴィッチ前監督を解任していた。強化責任者のフットボールダイレクターにはOBの中田浩二氏が就任。新体制下で常勝軍団の再建を目指す。 クラブを通じて、鬼木新監督は「来季から監督としてお世話になります鬼木達です。よろしくお願いします。1993年、Jリーグ元年にプロサッカー選手として自分のキャリアをスタートさせていただいた鹿島アントラーズで、監督としてまたファン・サポーターの皆さんと一緒に戦えることを大変うれしく思います」とコメント。 「選手がサッカーを楽しみ、観ている人にも楽しんでもらう。その先に必ず勝利があると信じて、戦っていきたいと思います」と意気込みを語り、「タイトル獲得のためには、クラブに関わるすべての人の力が必要です。自分はアントラーズの一員として全力で戦います。ぜひ、皆さんの力を貸してください。必ずタイトル獲りましょう!」とサポーターに呼びかけた。