銀座の進化形中華「レンゲ エキュリオシティ」のシェフが家族を連れて行くお気に入りの店4軒
年に1回、食べログユーザーからの投票で決まる「The Tabelog Award」。全国に星の数ほどある飲食店から選び抜かれる受賞店の魅力を伝えるとともに、店主の行きつけの店をご紹介。幅広い経験と柔軟な発想で食通をうならせる「レンゲ エキュリオシティ」のシェフが選ぶ名店をご紹介。
〈一流の行きつけ〉中華料理・イノベーティブ「レンゲ エキュリオシティ」銀座
高評価を獲得した全国の店の中から、さらに食べログユーザーたちの投票によって決定する「The Tabelog Award」。どの受賞店も食通たちの熱い支持によって選ばれただけに、甲乙付け難い店ばかりだ。
当企画では一流店のエッセンスを感じてもらうべく、受賞店の魅力やこだわりとあわせて店主が通う行きつけの店を紹介する。
今回は、2017年を皮切りに「The Tabelog Award」でSilverとBronzeを受賞、「食べログ 中国料理 TOKYO 百名店」にも選出されている「レンゲ エキュリオシティ」。オーナーシェフを務める西岡 英俊氏に話を伺った。
店は都内きっての実力店が集まるビルの9階に
銀座、新橋、有楽町、どの駅からも徒歩圏内、都内きっての実力店が集結する「GINZA745ビル」の9階にあるのが、西岡氏がオーナーシェフを務める「レンゲ エキュリオシティ」だ。
店の前身は、2009年に新宿三丁目にオープンし人気を誇ったモダン中華「チャイニーズ タパス レンゲ」。2015年に勝負の場をここ銀座に移し、開放感と広さのあるオープンキッチン、カウンター4席、テーブル14席を備える“新生レンゲ”が誕生、間もなく10年目を迎える。
店名の「レンゲ」はチャイナスプーンのレンゲ、「エキュオリシティ(EQURIOSITY)」は「方程式(EQUATION)」「好奇心(CURIOSITY)」「探究心(INQUIRY)」を掛け合わせた造語で、中国料理の枠にとらわれず、より自由に自身の料理を表現したいという西岡氏の思いが込められたものだ。
料理は移転を機にアラカルトの提供をやめ、小ポーションの多彩な料理で構成する完全予約制のコース料理に一本化。全国の生産者を西岡氏自ら訪ねて厳選した食材たちが、ジャンルにとらわれない唯一無二の料理となって昇華、訪れるゲストの胃袋と心をがっちりつかんでいる。