銀座の進化形中華「レンゲ エキュリオシティ」のシェフが家族を連れて行くお気に入りの店4軒
メニューは定番の握り盛り合わせやちらし寿司、刺身や一品料理などを幅広くそろえるが、西岡氏がお酒とともにつまむのは巻き寿司だ。「基本的に食べる量が少ないので、そのときのおなか具合で巻き物を注文することが多いですね。自分のペースで食べられますし」と西岡氏。マグロも握りではなく鉄火巻きなどで食べることが多いという。
・細巻、おきまり(セットメニュー)他 予算10,000円以下
築地玉寿司 晴海通り店
住所 : 東京都中央区築地2-15-19 ミレニアム築地1~2F・B1 TEL : 050-5869-1809
ディナーのおすすめ②mondo(モンド)
「こちらの宮木シェフは親しい友人で、一緒に仕事をすることもあります」と教えてくれたのは、自由が丘の隠れ家イタリアン「mondo」。車道から石が敷かれた小道に入り、その先にある案内板に従って小さな階段を下りると現れる一軒家がそこだ。夜は、店名が刻まれたオブジェのようなガラスのランプが目印になる。
「食べログ イタリアン TOKYO 百名店」にも選出されている「mondo」のメニューは、ランチ、ディナーともに完全予約制のコース料理のみ。深い信頼関係でつながった、全国の生産者から毎日届く素材を見極め、その日ごとに組み立てた献立で楽しませてくれる。
本場イタリアの郷土料理と最先端の両方を学んだ宮木氏が創り出すディナーコースは全8品。ユニークなのは「本日のお突き出し」の後にサーブされる「もくじ」。これから登場する料理のメイン食材5種を、その味わいがよりシンプルにわかるよう前菜に仕立てたもので、“これから本番が始まる”とワクワクさせてくれる。
「コース料理はほどよくおなかがいっぱいになる設定だとは思いますが、乾麺の“お代わりパスタ”をシェフにリクエストすることが多いです」と西岡氏。基本、そう多くは食べない西岡氏がお代わりしたくなるというのだから、宮木シェフの一皿の力を感じないわけにはいかない。
宮木シェフとタッグを組むソムリエ、田村氏が料理ごとに合わせるワインも「mondo」を唯一無二たらしめるものだ。自然派から希少なヴィンテージまで約200種類をそろえ、シャンパンを除くすべてがイタリア産。シェフの料理とワインを知り尽くした田村氏がセレクトする一杯を心ゆくまで堪能できる。