60代ミニマリストが「捨ててよかった」5つの習慣。ものがむやみに増えず、気持ちもスペースもスッキリ
今回はカナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さん(現在60代)が、ミニマルライフを実現する過程で手放した習慣の中から、とくに「やめてよかった」と思うものを5つ紹介します。無意識に行っていた行動を見直し、シンプルで身軽な暮らしを目指すことで、心地よい余白が生まれてストレスの少ない生活を手に入れることができます。
1:「とりあえず買っておく」をやめた
以前の私は必要でなくても、店舗やネットで見つけたときに、なんとなくものを買ってしまうことがありました(とくにセール品)。そんなとき、一応、買う理由は「あれば、いつか使うかも」「安いときに買っておくと節約できる」「ストックがあると安心だよね」など、考えていました。 ですが、たいして必要でないものを軽い気持ちで買ってしまうと、使わず無駄にすることが多いと気づき、こうした買い方をするのはやめました。今は、なにかが必要になったそのタイミングで買うようにしています。 結果、ものがむやみに増えず、気持ちもスペースもスッキリ。家の中が整って掃除もラクになりました。
2:「ついスマホをチェックする」をやめた
スマホを使い始めて9年たちますが、一時期、ちょっとしたすき間時間にスマホを見ることがよくありました。手があくとスマホでメールチェックをしたり、ニュースを見たり、自分のブログのアクセス解析を見たり。 そして、ふと思ったんです。「私、スマホばっかり見ていない? スマホを見るのがクセになるって本当なんだ」と。目も疲れていたし、なによりも心が休まらない気がしました。よく考えると、とくに有益な情報を得ていたわけでもありません。 スマホを使いすぎないために、調べ物はパソコンでするように。スマホでは、「スマホでしかできないこと」、たとえば娘とのメッセージアプリでのやり取りや、写真撮影などをするようにしました。 スマホを見なくても別に問題はなし。むしろ余計な情報に惑わされず、心地よい時間を過ごせるようになりました。
3:「ポイ活をがんばる」をやめた
私がミニマリストになる前に、ポイント集めをしていたこともあります。さまざまなポイントサイトに登録し、アンケートに答えたり、くじを引いたり、興味のない広告を見たりして、小銭を稼いでいました。 この活動は、朝の家事が終わったあとの、頭が冴えている時間帯に行っていました。しかし、得られるポイントはほんのわずかで、時間と労力に見合うものではありません。 コツコツ集めても思うようにはお金にならない。そのことに気づくと、もっとも生産性が高い時間帯にこの活動を続けるのはもったいないと感じるようになりました。今では、その貴重な時間を仕事に使っています。 ポイ活はすき間時間を有効に使える方法の1つですが、失った時間は二度と戻ってきません。小銭を稼ぐために費やすよりも、もっと大切なことに集中した方が、結果的により豊かな暮らしを実現できると感じています。 ポイ活をやめたら、届くメールの量も大幅に減って、メールチェックもラクになりました。